メギド72 8章2節読み終わった 予測した展開をこんなに超えてくるか……と脱帽しつづけていたフォルネウスとソロモンの関係を考える時どうしても人間同士の尺度で考えてたけど、フォルネウスがやろうとしたことってヴィータという種族全体への関与(救済)であり、その過程で行われる罪を裁くのって人の身ではもはや、できないことなんだな。それが2節を読み終わってやっとわかった。てっきりフォルネウスのことをソロモンが殺すなり、その悪を許さないと決めるなり、なんらかの処罰を下すのだと思ってたけど。ソロモンにその資格はないんだね。フォルネウスのやったことは今後、本当に大量のヴィータを救うだろう。彼がやろうとしたことは革命なのだ。その過程で多くが死に、多くが救われ続けることになる。因果の量が多すぎてもはや善悪を判ずることはできない。だからフォルネウスの結末はソロモンの手を離れて、善悪なんて無視した、ヴィータ個人の恨みによって定められるんだね。
フォルネウスの結末、個人的には風花雪月のエーデルガルトを思い出した。彼女は人の尊厳を取り戻すために戦ったが、そのために多くの人が死ぬことになった。だけど彼女の勝ち取った未来では、医療が発展し、文明が栄え、もっともっと人類が大規模な発展を遂げることになるだろう。それが正しかったのかどうか、もはや答えを出すことはできない。ただ今生きている者だけが、場に残り、未来を選び続ける事が出来る。正しくなかったとしても救われた人はいて、正しくても死んだ人はいて、私たちは、たえまなく次の選択をするしかない。
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