2年前の参院選をきっかけに、酒場の店主などからの依頼に応じ、投票喚起のプレートを「VOTE看板」として製作するようになった
政治の話をする(つまり政治参加の)きっかけとして活用してもらい、結果として投票する人がひとりでも増えればいいなというのがそのささやかな狙い。政党や候補者選びには特に立ち入らず、話がそちらに流れない限りこちらから話題にすることはない
「なぜ投票すべきか」というそもそも論に対してどう説明すべきか迷うことがあるが、これまでの経験上わりと通じやすいのが次の説明
●多くの議員にとって最大の関心事は国民の生活でも平和でもなく、ただ選挙に勝つこと
●国会や地方議会とは予算の使い道を決める場所
●例えば20~30代の投票率が低ければ、その世代に割かれる予算は減る(投票率の高い世代が喜ぶ政策が優先される)
●雇用や教育や育児の環境改善を目指すなら、その世代の投票率を上げるのが有効(無視できないほどになれば最高)
だから生活を少しでも楽にしたかったら、ちょっと面倒でも友達誘って投票に行っといたほうがいいよという話
これくらいの話なら酒場の空気が悪くなることもないし、実際これで初めて選挙に行ったという人何人かいる
※ほかにも有効なピッチがあったら教えて欲しいです
選挙制度が特定の政党にとって有利なものになっている、それは確かにそのとおりかもしれません
それでもなお、なぜ政権与党がここまでやりたい放題の好き勝手になんでもかんでもゴリ押しで進められるのかといえば、それはひとえに彼等が有権者を舐め切ってるからですよね
ましてや選挙権を持たない市民の声など聴く必要あんの、という態度でしょう
そんな彼等でも気になって仕方ないもの、それが投票しない無党派層です
「いっそ寝てしまってくれればそれでいい」という本音を森喜朗が漏らしたことがありました。今も変わらないのではないかと思います
つまり、政治に対する世間の関心が高まることが彼等にとってはなによりのリスクという内心の現れです
他党の得票が上がるからとかそんな不確実な話じゃなくて、多くの市民の意識が政治家や政治そのものに向けば、自分達が好き放題にできなくなってしまうからです
だからこそ先日の杉並区の #ボートマッチ にしたところで、わざわざ国の総務省にSOSを出してまで握りつぶしたのでしょう
現状の歪な選挙制度のままであっても、ただ投票率が上がることで汚職も不正も少しずつ思うようにはできなくなっていくはずだ、そう期待するのはナイーブに過ぎるでしょうか
票と金のことしか考えていない議員は少なくないと想像します
#vote
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