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honto.jp/ebook/pd_32508729.htm
ヤンキーの津田くんは生徒指導の増田先生と仲が悪い2/多賀タイラ
ヤンキー生徒✕外面いいクズ教師の2冊め。
教師がクズにならざるを得なかった理由がしっかり描かれてるのと、ヤンキー生徒がめちゃめちゃにいい子なので、生徒と先生でも私の拒否反応が出ないやつです(最後まで致すのは卒業後)
2巻目は、ヤンキーくんが塗り替えてくれた教師のトラウマの元凶が現れる展開。ふたりともギクシャクしつつめちゃめちゃ考えてめちゃめちゃ頑張ってラブハッピービームで敵をやっつける勢いでよかったです。

honto.jp/ebook/pd_32472862.htm
山小屋にて/ 菅辺吾郎
雪山で死にかかっていた攻と、成り行きで救った受の話。両方サラリーマンで仕事の話多めです。
受が自己評価どん底で、そのせいもあってか仕事もうまくいかず、きっと自分はもうすぐ嫌われる……という超マイナー思考がシリアスに続くので、その分反動でハッピーエンドほっこり感強めでした。
丁寧な描写で受のどん底を描かれると、ほんとにハッピーになってくれるか残りページ数見ながら心配になるよね……。攻も癒し系わんこ攻ではありつつも人間味の方が勝ってて受救済要員一辺倒ではないのが、この作者さんのよいところの気がする。

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番犬Subはおすわりがキライ/にこ山P蔵
DomSubBL。芸能界モノで、健康諸々のための仮パートナーが本気に……のタイプ。
作者買いですが、絵柄もストーリーもどんどんキャッチーになっていく……nico名義の時から好きでしたが、私の加齢による嗜好の偏重(軽めが好き)に寄り添って頂いているかのようです。そうではない。
オレサマではない、けど過去があって受に惹かれる気持ちを出せないDomのキャラ造形がよかったです。食い散らかしているように見えたのが単なるキャラ付けではなくちゃんと原因まで描かれててよかった。あと叔母さんもよかった。

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BLACK BLOOD/琥狗ハヤテ
テラフォーミングが未完了で高酸素の星のコロニーが舞台のSFBL。右から左に読む普通のやつですが、文字は横書きで洋画っぽい雰囲気が出ててよいです。
脳と脊髄以外すべて機械に換装済の高機能軍用アンドロイド攻、植物研究者の人間青年受。
機械化人間と生身人間のラブですね。パッと見異形頭なデザインが素敵だし、心通わせる様子もラブでした。
受さんが攻さんに対し「僕を見るときにスコープのズーム音がする」ということにときめくんだけど、わかる~~~!!!!ってなっちゃう。アンドロイドに見つめられたことないけど。わかる。キュンキュンする。
肉体的交わりも非常にセクシーでハッピーでよかったです。

honto.jp/ebook/pd_32460567.htm
どっちとキスする?/風呂前有
2019年刊行の「キスしちゃダメなの?」の後半に入ってるスピンオフが単体でどーんと1冊続編。
可愛い大人と、その大人に子ども扱いされてる大人✕2の3人カップリング。攻2受1です。
3人カップリングは「どうしても3人じゃなきゃダメ」なのが描かれる事が多く、その点でラブの形がしっかり見えるので好きです。いや3人でいたす体勢とか平等にしようとしてシッチャカメッチャカになるのとかも好きだけどね!
肉感骨感が独特の作家さんで前から絵が好きなのですが、今回は3人共結構ガタイがよくて画面がむちむちしていました。主にステちゃんコックコート前あけちゃだめでしょ何であけてるの。
あとちょっとネタバレしますが個人的に好きな「攻と攻とでキスしてほしい受」が見られて超ハッピー。

2冊読み終わったら、キスしちゃ~と合わせて小ネタが詰まった「もっとキスしよ!」もぜひ。

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転生アイドルとドルオタの騎士/佐久本あゆ
タイトル通り、過去主従だった二人が何度も転生を繰り返し現代でアイドルとドルオタとなるBL。
転生設定が納得のいく仕上がりになっていて、丁寧な作劇でした。ただ丁寧すぎて肉体的接触はキスまでにとどまり、続刊でラブをやるとのこと。受側はやる気だけど攻側は忠誠心と倫理観がデカすぎて20年くらい手を出さない可能性があるので、ラブ展開がどうなるのか楽しみです。
可愛くきれいな絵柄とわりといい内容で今までの単行本は全部買ってる作家さんだったんだけど、今回の安定感よかったなー。
しかしテレビ出たことないレベルのアイドルのタペストリーが3,000円なのは安すぎるのが気になった。ロット数とサイズ的に1万超えててもおかしくなかろうに。(余計なことです)

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落ちこぼれの俺がエリート天使を落として魔王になる話(仮)/森嶋ペコ,小中大豆,すがはら竜
BL小説原作のコミカライズなので名前がみっつ並んでますな。
タイトル通り、獲得ポイントの高い天使を堕落させて1億ポイントためて魔王になるぜー!というへっぽこ悪魔が主人公。エリートっぽい天使を篭絡しようとするけどお約束どおりそうはいかないやつです。
原作が小説なので天界魔界のシステムやら二人の出生やらが濃い目ですが、漫画はそれをうまいこと扱ってて読みやすいのに1冊完結にまとめててすごいです(ちょっとネーム多いけど読みにくくはない)。今回はその手腕推しでこれ書いてます。最近母数が多いからか「コミカライズが上手い」にとても敬意を抱きやすい……。
内容的にはとにかく主人公のツンデレ悪魔がひたすらかわいく、そして彼の従僕たちも「うちのご主人さまはかわいいので」という前提で行動をするのがかわいかった。

honto.jp/ebook/pd_32430614.htm
教卓越しの片想い (2) /十嶋あわこ
年とってから在学中の教師✕生徒が基本ダメになりましたが、こちらは教師と生徒の両片思いでなおかつ世界観から性欲がオミットされており、周囲も恋心に気づいていて黙って暖かく応援するというめちゃめちゃファンタジックな内容なので、続きが気になって2巻も買いました。2巻もファンタジーだった。
片思いの気持ちは徐々に発展しているけれど、可愛い絵柄と性的接触はまるっきり想定されてない大昔の少女漫画みたいな状態で、今時珍しいです。
オススメかというと「絵が可愛くてひたすらほのぼのしているやつが読みたければ」になるんですけども、この珍しさは見守りたいんだ。ちゃんとくっつくのかを。

honto.jp/ebook/pd_32420344.htm
善次くんお借りします(3)/玉川しぇんな
恋愛感情と性的欲求の対象と、二重三重に家族の期待に応えられない自分の理想の具現のような人が同一人物、などなど善次くんのコンプレックスがぐるぐるするBLシリーズ3巻目。
感情の動きが丁寧で一貫性があれば、これだけ延々悩んでる子の話でも全然ぐいぐい読めるよねという3冊目でした。色々色々色々のコンプレックスはそう簡単には解消されず、それでも色々な熱に動かされて話が進む……。
いやしかしほんともうケンちゃん幸せになってくれ……。宮崎くんは「ハッピーになれよ!」くらいだけど、ケンちゃんはもう本当に……。

高校野球を応援する大人の無自覚な暴力性がずっと描かれていてそちらも解消される気配はないよね……。そこは妙に現実的……。
こういうテーマだと題材は野球とピアノが多いような。親にやらされやすい習い事は水泳も多いと思うけど、創作で水泳はそんなに多くないよね。上達してほしいとか親の昔の夢とかでなく健康目的が多いからか。(関係ない話だ)

honto.jp/ebook/pd_32404951.htm
全メ連dropOUT/やんちゃ
ギャグ&ラブなBLシリーズ2作目。1作めの脇キャラ主役のスピンオフ。
全国メスお兄さん連盟(えっちなことをしてくれるきれいなおにいさんがいる高級店)所属の男子が、うっかり好きになってしまった所属店バーテンダーとハッピーエンドするためにコンテストに出たりがんばる話。しかし新たなる謎組織も登場し……?!
というあらすじを説明してるとよくわかんないタイプのBL。
コメディ要素は強いんだけども「立場上はばかられる相手と恋仲になりたいからがんばる」という主題のラブはしっかりしてるので安定性が高いのよね。1作めもそうだった。

不良の抗争に乱入して壊滅させ主人公のメリケンサックを笑顔で拾ってくれる男バニー、何故1作めからあんなにみかめさんが好きだったのかの解で感動の話になってて感情の行き場がよじれる。

honto.jp/ebook/pd_32411984.htm
翡翠の竜と最後の生贄/げそたると
すっかり定番となった「神の生贄に捧げられたけど食べられず愛される」BL。
絵柄と展開が丁寧だなと試し読みで感じて買ったのですが、終盤がよくあるパターンとは違う方向に振り切っていてぐっときました。同じく定番の「神と人間の寿命の違い」をこうもってくるとは。
オチには納得しない人もいそうだけども私はどっちとも取れるままで終わらせてくれたのはよかったと思う。
終盤はお互いのエゴをそれぞれがっつり出していたのが良かったです(薬でどうにかなると信じよとするのと菓子と言って食べさせるのと)。

honto.jp/ebook/pd_32395224.htm
食べたくなっちゃった/小畑つねちか
10年友達同士として一緒に暮らした結果恋愛として盛り上がっておつきあいをはじめるBL。
BLの美味しくまろやかに澄んだ部分をあつめて丁寧に仕上げました的な、ある意味非常にファンタジーな展開ではあるものの「こういうのを無限に読みたいよね」と思う人は世間に多いと思うし私もそうだ。
(こんな何も言わんでもあからさまにラブラブな状態で肉体的にどうにかならずに10年過ごせるなんてことは絶対ないだろうという意味でファンタジー)
生活の様子や仕事の様子(同じ職場の部署違いで夜勤と日勤があっる様子がなかなか良いです)がしっかり描かれつつも、ラブとえっちな盛り上がりが平和な両思い状態で1冊続くので、ニヤニヤしたい人は読むといいと思う。

honto.jp/ebook/pd_32346579.htm
偏愛ドラマティック・モンスター/ハルモト紺
「あなたに助けていただいたディルドです」とイケメンのディルドの化身がサラリーマンに恩返しに来る導入のBL。
ファンタジーではないです。
受にも攻にもつらくもがいた過去があり、現在ふたりが結ばれることで色々ふっとんでオールオッケーハッピーエンドになるいい話でした。
謎の行動力と実力がありつつも情緒不安定で真面目で、微妙なかわいさをばらまく攻(自称ディルド)がとてもよかったです。
何がいいって、1話から最終話まで肝心のディルド本体はずっと箱に入ったまま未開封という点が本当にいい。

(ここから先ネタバレです)

攻は自分がディルドより優れていると認められたことが大切だから使わないし、受は寂しくなった時に攻を求めたくなっても欲しいのは彼という人格の存在だから快楽を思い返して自慰に使ったりしないところが登場人物のキャラに合っていた。(寂しくなって自慰展開は嫌いではないよ全然!)

honto.jp/ebook/pd_32395580.htm
君には届かない7巻。幼なじみの高校生男子ふたりの恋愛。
商業BLでは数少ない、1巻完結前提ではない少女漫画式ゆっくりじっくり続刊もので、4巻あたりでうっかり恋愛のきもちが伝わり今回7巻でようやく両思いに! なった! 長かった!
細かいエピソードや周囲の人々も丁寧に描かれた先なので、少女漫画的な盛り上がりでした。
今の商業BLほんと一部を除いて1巻完結基本なのは一極集中過ぎて残念だよなぁ。買いやすいのは助かるんだけど……うん助かってる……。
「君には届かない」のタイトルは絶望というか諦めを感じていたけど、今は前向きに「かなわないなぁもー」みたいな感じに受け取るのでいいのかな。可愛いラブを散々見せられてるのに最後結局届きませんでした展開は見たくないぞ。いっそ内容的には「君に届け」だよな。違うやつになるけど。

honto.jp/ebook/pd_32360093.htm
シリーズ2作目。完結っぽいくらい盛り上がったけど、1巻も完結っぽい盛り上がりがあった上で続いたので3冊目も欲しい。
口下手にもほどがある後輩攻が言葉選びを間違え過ぎて先輩受とセフレになる両片思いドッタンバッタンラブコメBL漫画。
2作目なので両思いになった後のでろ甘かなと思ったら、両思いなりに悩んだりやっぱりドタバタしたりで盛り上がりました。
作者さん独自のテイストの笑いどころが読み手を選ぶ感じではあるけど多分結構多数の人が好きだと思う。
honto.jp/ebook/pd_32394130.htm
1巻がhontoでためしよみ増量中でした。1巻フィナーレのちょっと強引だけど果てしないパワーによる感動、好きです。

honto.jp/ebook/pd_32351069.htm
つむぐ婚(黒岩チハヤ著)
ファンタジーなケモBL。
三つ子でうまれてしまったため当主の力が三分割されて、しっぽが3本の九尾の狐の末っ子と、赤子の頃からお世話している健気な使用人の狐のおはなし。
性的な行為の時は両方とも人間のかたちなので、表紙がこれなのはなかなかこだわりを感じるなーと思いながら読んでたけど、印象的なシーンとかはもう全部ケモだったのでなるほどだった。
すれ違い両片思い大好物なので、紆余曲折がたいへん美味しかったです。


honto.jp/ebook/pd_32318350.htm
タチ✕タチBL。お互い恋に落ちるも素直になれず、ふたりともぐるぐるもだもだしてる両片思いを荒療治でくっつけるお話だった。
可愛かったし面白かったな!となってレビューを見てみたら賛否両論だったので一瞬びっくりしたよ。
私はあの荒療治、全然ありな流れというか納得の流れだったんだけどそれがダメだという気持ちもまぁわかる。受と攻はお互いだけといたしてほしい派はダメなんだろうな。
私は今回のは物語的に、エロ描写のためでなくふたりに気持ちを自覚させるための展開だったからすんなり盛り上がって読めたけども。
(地雷踏みたくないけど気になる方はRentaあたりのレビュー見てから読もう)

honto.jp/ebook/pd_32332140.htm
丁寧なオメガバース、高校の同級生がおとなになって再会するBL。
オメガバを(都合のいい)性的スイッチに振り切ってる作品もきらいじゃないけど、このようにキャラクターの心情を深めるフレーバーとして上手に利用している作品はやっぱりいいよなー漫画が上手いってこういうのだよなーと思う。
あと作者さんが「オメガバースはSFっぽいと思って世界をシュミレーションした」とおっしゃってるのが信頼。

honto.jp/ebook/pd_32334413.htm
SHOOWAさんの新刊、ソロモンと悪魔たち新解釈BL。最初コメディかと思いきやぐんぐん聖書引用されてシリアス展開でジェットコースターだった。
メギド72で悪魔の名前覚えてるので違う顔が浮かんで気が散りつつも、キャラ色々出てくるのが楽しかったです。
ガブリエルが名前呼ばれてないけど服にいっぱいかっこよくガブリエルって書いてあるからガブリエルだとわかるのが面白すぎてしばらく服に見入ってしまった。
作中で(私の頭がぼんやりすぎてわからないぞ……)となったあたりはだいたい巻末おまけ漫画でまとめられてたので大丈夫でした。

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