ちらし寿司:具の下ごしらえはお煮しめの下ごしらえと同時進行。こうすれば面取りや飾り切りで出た細かい根菜も使い切れ、一石二鳥。
人参、干ししいたけを戻したの、かんぴょう、こんにゃく、筍、ごぼう、蓮根、ひじき(戻してある缶詰のを使う)
予め作っておいた出汁をヒタヒタに入れ、途中味付け(砂糖、みりん、塩、醤油、出汁醤油。以前、姉の義母と一緒に作った時に酢飯が茶色っぽくなるから醤油をあまり入れてはダメ、と言われたが、塩より醤油の方がいいんだよう。というわけでほんのり色のついたちらし寿司になる)しながら煮汁が無くなるまで煮詰める。
すし酢はご飯3合に対し、砂糖大さじ4、米酢大さじ4、塩(フランスのゲラントの塩)、しらす干し。祖母のは酸味強く、母のは甘め。私は子供の頃から祖母の味付けが好みだった。
今回は危うく具材を先にご飯に入れてしまい、すし酢を忘れるとこだった!すし酢は予め作っておくんだ、私よ。
あとご飯は炊きたてを使うんだ。
同時に混ぜても問題はなかったけど。
このちらし寿司は2日めは手まり寿司にしたり、おいなりさんにしたりする。
器は結婚祝いに伯母からもらった萩焼きの大皿。
お煮しめ:今回は妹に貰った利尻昆布とかつお節をふんだんに使い、4Lの出汁とり。
いつもより濃い味の出汁になったと思う。
お煮しめの具は、鶏もも肉、蓮根、人参、筍、ごぼう、干ししいたけを戻したの(これも妹の大分土産。しかし形が不揃い。高くても形の揃った小ぶりのどんこを使うんだ!私よ)、里芋(姉の畑でとれたもの。八頭は煮崩れないのか!だから関東の人は八頭を使うのかしらん)、こんにゃく(7mm厚に切り、真ん中に切り目を入れ、手綱こんにゃくにする)
味付けは砂糖(奄美大島の素焚糖)、みりん、酒、山口の川上醤油(甘め、濃口)、久原の甘口あこだし醤油。本当は山口の林の出し(検索しても出てこない…山口の農協に行かないと売ってない、瓶入りの黄色いラベルのやつ。帰省した時、重くて持って帰れず諦めたんだ…不覚)を使いたいが。次回は買っておこう。
鍋は26cmのル・クルーゼ。数年前、夫が友人からもらってきたもの(夫と友人が結婚祝いでもらったが、夫婦2人の為、持て余していたらしい)我が家では大活躍。
いつも味が薄くなってしまうが、今回は味がキマッたので、息子に好評。それか彼が大人になり、根菜の美味しさに目覚めたのか?
もうちょい綺麗な仕上がりを目指すか。いつも筑前煮になってしまう。
田作り:例年通り、レシピ通りに作れば間違いない。このところオーブンで炒るようにしたら、ほっとけるし楽なことこの上ない。40gの田作り用いりこを天板に広げ、170度で7分。ここは白ザラ糖が○味付けがいい。輪切りにしてある鷹の爪、なんて便利なんだ。
栗きんとん:芋は千葉のシルクスイート。クチナシの実はお茶出し袋にいれ綿棒で砕いて、芋を水にさらしている時に入れておく。もうちょい漬け汁を加えないといけなかったな〜滑らかさがたりない。貝印のブレンダーを使うと楽!
初めて作った30数年は裏ごし器でやってたんだよなあ…
芋はでかいのを使え、私よ。
今回は厚切りした皮を素揚げにした。余裕があるとこうやって余すとこなく使いきれる。
伊達巻:レシピ通りに材料と作り方を遵守したら、近年で一番よい出来栄え。いつもははんぺんを余らせたくなくて全部入れてしまうからね…それはそれでできあがるんだが。焼きすぎたかな、と思うくらいの焼き色で丁度よいのだ。やはり卵焼き器で焼くのがよい。(数年前まで丸いフライパンを使っていた)巻きす、いつも鬼すだれ巻きすが欲しい…と思いつつ、1年に1回しか使わないからな…と思ってしまう。多分、次回もそう思いながら普通の巻きすを使うんだろうな。
明けて2日目、あけましておめでとうございます🎍🌅✨
年末2日間の頑張りが元旦のご馳走。今年も無事設えられた。
兎年だから、蒲鉾の飾り切りは12年に一度のウサギね。
・黒豆:まあまあ。味付けはちょい薄め。今回は白ザラ糖を手に入れたので、上品なスッキリした甘さだが、やはり中ザラ糖で十分だぜ。鍋はシャトルシェフを使う。寸胴で200gの豆を煮るのにサイズは丁度いいんだけど(黒豆は味付けしたあと温め直す時に吹きこぼることが多い。蓋をしたまま温めるな、私よ。今回は蓋に布巾を巻いていた為事なきを得た)いつも使ってる新潟・燕三条の厚手ステンレス片手鍋の方が火の入り方がいいんだよなあ…でも毎年吹きこぼれさせてしまうから、もう黒豆には決して使わないと誓ったのだ。寸胴の、両手鍋買うか?これ以上鍋を増やすのはううむ。
黒黒ツヤツヤだが、すこーしシワがよってる。改善の余地あり。
紅白なます:まあまあ。今年は量を半分にした。味付けもイオンの簡単便利酢を使った。酢が尖った味がしなくていい。今後はコレでいく。
・酢ばす:私と息子が大好きなので沢山作る。今年は蓮根が豊作なのか?見つけるとつい買ってしまい、野菜室にまだ2本くらい眠ってる。味付けは半量簡単便利酢。使い勝手がいいぞ。
毎年30日からおせち料理を作り始め、31日は残りを一気に作るので1年で1番長い1日だ。
作るのは、黒豆、栗きんとん、田作り、酢ばす、お煮しめ、紅白なます、伊達巻、ちらし寿司の具、お雑煮&年越しそばの具。
出汁は4L。昆布とかつお節から引く。
下ごしらえから時間がかかるのは黒豆とお煮しめ。お煮しめとちらし寿司の具の下ごしらえは同時進行。
洗い物が大量に出るしお鍋も使い回すので、都度都度洗い物を片付けるのがツラいところ。
今年は年賀状を29日の朝に全部出し(一時期は60枚近く書いていたが今やその半分)大掃除もあらかた26日までに終え、おせち料理の買い物、お正月に飾るもの(玄関のお正月飾り、千両と松と切り花、鏡餅など)の買い物も30日に終えた為か、31日の日中に全て出来上がった。
こんなことはおせち料理を作り始めて20数年、初めてだ。
ちなみに去年は日付が変わる直前まで、ヘロヘロになりながら作って泣きそうになっていた…。
今年はもうのんびりお風呂なんか入って、つるつる年越しそばを食べて、紅白歌合戦はそこそこに早く寝ちゃおうかな…でも鎌倉殿の13人が紅白にチラッと出るだろうから、そこだけは見たいわあ。
図らずもマストドン復帰した2022年。今年も暮れました。
みなさま、よいお年を。