僕はどうしたってマイノリティー的側面が多くの人より大きいから、人権意識や遵法意識が強い社会でないと活きていくのが大変で、それはこれから高齢者になっていくにつれてよりそういうことになっていくのだろうと思う。
そう考えた時に、今の日本や東京が、そういう社会なのか、あるいはそういう社会の実現に向けて十分に努力しているかというと、残念ながら甚だ疑わしいと思うことが少なくない。
次の世代に同じ思いをさせたくないから、僕も元気なうちはそういう社会に向かうためになにかしたいと思い続けているけれど、自分の暮らしを守れないとそういうこともできないわけで、どこかであきらめて移住先を探すことになるのかなあと考えることが最近は増えてきた。
本当は人権がどうこうとか考えなくても暮らせれば良いのに、とちょっと前までは思ってたけど、考えなくても良くなった人たちが増えすぎた結果が今なのだろうという気がするから、人権について考えなくても幸せに暮らせる社会ではなくて、人権について常に考え続けるような社会を目指さないといけないのだろうという気がしてる。