高齢男性がネトウヨになる話。今もまた考えていたんだけど、彼らが単に孤独だからとかじゃないよね。

彼らの自己肯定感を支えていたもの、…中韓や女性に対するあまりにもナチュラルな優越感を奪われてしまって、自分価値の存在に対する肯定感を支えるものが失われそうになっているから、彼らはネトウヨ的なものに強力に惹かれていってしまうのよ。

元々誰かを見下してないと自分の存在そのものが否定されたような気持ちになっちゃうメンタルがあって、たまたまこれまではそれをナチュラルに当然のこととして持っていられたんだよ。

だから、別に奥さんなり、近所の人なり、孤独なら頼ったり求めたりすれば良いのに、それだとプライドが許せないから、それで孤独になってるんでしょう。

それはそれで確かに気の毒なことだとは思うけど、周りが助けてあげられるようなものじゃないよね。そう言うお爺さんは施設に入っても女性のヘルパーにセクハラしたり、怒鳴り散らしたりするんだろうし。

そう言うところだよ。

アメリカの友人の話。「トランプに傾倒したりBLM運動を攻撃したりしてる共和党支持者、白人のラストベルト労働者だったりするんだよ。彼らは生まれた時には白人男性という"特権"があった。黙っていても優遇され、アメリカでは最上位にランク付けされていた。それがここんとこの人権運動でどんどん失われていってる。"権利を剥奪された"という被害意識に満ちている。彼らはトランプがその権利を取り戻してくれると信じているんだ。差別する特権、頭を下げられる特権、存在するだけで他より優越できる特権をね。民主党ではその権利を奪われると思っている」
なるほどね。「それ、日本のネトウヨと同じじゃん」と言ってしまった。
日本の男性は特権を占有していた。家にいれば家長として傅かれ、社会へ出れば実力に応じての出世が約束されている。成人、健常者、男性、これが特権の条件。それ以外は社会で一人前に扱われることは許されてなかった。「女子供は黙ってろ」の世界だ。今それが奪われようとしている。だからあれほど暴れるんだろう。それが正しいことかどうかなど彼らには関係ない。存在意義が奪われようとしているのだから。やっすいレゾンデートルだけど。

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たしかにそうだなあと思いながら、障害者でネトウヨというケースを考えていた。
2人思い浮かぶ人がいるのだけど、1人は先天的な障害者で学歴も職歴も恵まれてる人で、この人はいわゆるパワー・マイノリティーになってしまった結果ネトウヨ的な価値観になってるのかなあという気がする。
もう1人は、詳しくは知らないけど後天的に障害者になった人で、自分みたいな障害者は恵まれていないし差別されているという思いが強く、とにかく同じ障害がある人がうまくやってる様子や楽しくやってる様子が気に食わないらしく、そしてネトウヨ的な言説を垂れ流し、自分は差別する側にいたいという気持ちがものすごく強いように見える。
どちらもすごく困った状況だなと思うけど、特に後者はかわいそうな感じもすごくするんだよなあ。 [参照]

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