「ハーフ」や「ミックス」など、日本における複数ルーツの人々の全国アンケート調査の結果につきまして、報告会を行いました。
社会学者・下地ローレンス吉孝と、カウンセラー・社会福祉専門家の市川ヴィヴェカさんと二人で、特に日常で起こる差別的経験と、メンタルヘルスなどの経験に着目して調査結果から見えてきた問題についての報告です。
この調査結果から、皆さんとこのテーマについて一緒に考えていけたらなと思います。
https://www.youtube.com/watch?si=Fv70Li0Q_o2K0p5r&v=35UacVN3lq4&feature=youtu.be
【アンケート締め切り期限のお知らせ】
「ハーフ」「ミックス」「ダブル」「クォーター」「ワンエイス」等と呼ばれる人々の生活状況を把握するための全国アンケート調査
回答の締め切り期限は
本日
【4月12日24時まで】
アンケートの回答期限が当初は「4月中旬」とさせていただいておりましたが、具体的には「4月12日24時まで」となっております!
ご回答される予定でまだご回答されていらっしゃらなかった方、これからご回答される方、ぜひこの期日までにご回答をお願い致します。
アンケートリンクはこちら
こここにて、なみちえさんとの新たな往復書簡が公開されました!
・カリフォルニアで感じた資本主義
・低所得者へのセーフティネット
・授業シラバスでの人権配慮
・反ホームレス排除ベンチと街づくり等
ぜひお読みください!
https://co-coco.jp/series/letter/letter04/
"「アメリカ」は、私のルーツの国でもあるのに、すごく遠くて、何もわからない、せいぜいネットフリックスという窓を通してでしか知ったり見たり感じたりすることができない場所でした。もうこの国に滞在できるのは残り半年程度ですが、ようやく、少しだけ知り始めることができたのかなと思います。"
"人間を道具のように扱い、腐敗した政治を正当化し、税金を企業が中抜きし、労働者の立場を脆弱にさせ、福祉と教育を切り崩し、深刻な差別を野放しにさせてしまうような資本主義の力にたいして、人権を死守しようとする堅実な力が拮抗するように働いていることも知ることができました。"
"人によっては「治安が悪い街」。人によっては「権利が守られている街」。
その二つの世界を隔てているものがなんなのか、そんな光景を見ていた私には、まだまだその問に答える言葉が見つからなかったです。"
親、もしくは祖父母、もしくは曽祖父母のうち誰か一人でも日本以外の民族的・人種的ルーツがあると認識している人々を指します(沖縄等の島々やアイヌなどのルーツも含みます)。「ハーフ」や「ミックス」などの名称については色々な議論がありますが、社会的に使用されている/されてきた名称であるという意味で、本アンケートではかぎかっこを使い表記しています。 【アンケート実施期間】 2024年3月から2024年4月中旬を予定 【アンケート方法】 アンケートは以下の二種類があります。どちらか一つを選んでください。(※一人につき回答は一回のみ) ●短いもの(質問数が少ない、10-15分程度) ●長いもの(質問数が多い、25-35分程度) 多くの方に参加いただきたいので、ぜひご協力お願いいたします!
【拡散希望】
日本において「ハーフ」「ミックス」「ダブル」「クォーター」「ワンエイス」等と呼ばれる人々の生活状況を把握するためのアンケート調査が始まりました!
これまでの経験やメンタルヘルス(心の健康)の状況について把握することが目的です。
ぜひご協力ください。
アンケートリンクはこちら
https://sites.google.com/view/surveyformixedinjapan
【アンケートの対象となる方】
・複数の民族・人種にルーツがある方※1
・満18歳以上の方
・日本での経験についてお答えできる方(日本での滞在歴が合計一年以上)
※1 このアンケートにおいて、「複数の民族・人種にルーツがある人々」とは、→
「アンケートは日本のルーツがどこかにないと答えられない?」
→そんなことはないです!
今回のアンケートでは対象の説明に
"「複数の民族・人種にルーツがある人々」とは、親、もしくは祖父母、もしくは曽祖父母のうち誰か一人でも日本以外の民族的・人種的ルーツがあると認識している人々"とあります。
これは「誰か一人でも日本のルーツがないといけない」という意味ではなくむしろ反対で、「誰か一人でも日本以外のルーツがあるかた」です。
つまり、誰か一人もしくはそれ以上、つまり、親、祖父母、曽祖父がたとえばもし全員、日本以外のルーツのミックスの方の場合であっても今回の調査では、「複数の民族・人種にルーツがある人」としています。
つまり、日本のルーツがないミックスの方も対象となっております。必ず日本のルーツがないというわけではないのです!(誤解を招くようなわかりにくい表現を使ってしまっており大変申し訳ありません)
3月6日(水)18:30-20:00 はこちらのイベントでお話しします。
無料で、申し込みはこちらから5日までです。
緒方研究所・JICA横浜 海外移住資料館共催 2023年度移住史・多文化理解オンライン講座 第6回 「ハーフ」「ミックス」の社会史 ~「日本人」と「外国人」の二分法を問う
申し込みや詳細はこちらをご覧ください
↓
https://www.jica.go.jp/jica_ri/news/event/1530785_23518.html
朝日新聞ReRonにて
「学校校則と人種差別」というテーマで寄稿する機会を頂きました。プレゼント機能で明日午後6時まで全文読むこともできます。
もしよろしかったらシェアお願い致します。
先日、校則による差別的な扱いの禁止を求める3万名を超える署名が文部科学省へ届けられました。
髪色や髪質という人種的特徴について、ある特徴だけを良いものとし、他を悪いもの、決まりから逸脱するものと見做してしまう校則の問題とその仕組みに生徒たちが巻き込まれていく影響について「制度的人種差別」という側面から考えてみました。
一定の生徒が不利益を被る制度、クラスでの規範と差別、そして自分がそれを行う側になってしまっていた経験について書いています。
https://digital.asahi.com/articles/ASRBK462MRBDULLI005.html?ptoken=01HD10KX3Z1S3QNR5VCAPGWGQJ
学術研究のほぼほぼ最初の頃に、
「対象について定義せよ」ってあるよね、
それが諸々の問題を生み出してしまっている気がする。
マナーやルールとしてそこを通過せよという分野の要請はわかるけれど…
曖昧なもの、曖昧なものだからこそ政治的なもの。
曖昧なものを排除した定義ではなく
曖昧なものだという定義は定義をすり抜けて、
定義という行為の問題そのものを突く。
定義は力であり権力。
定義を迫られるのはいつもいわゆるマイノリティ側が多い気が。
「定義せよ」という側はいつも透明で普遍
定義というプロセスから自由な存在。
自らは曖昧なのに定義せよという権力を行使できることで、自らの曖昧性を不問にしつつ、
相手を定義できるものと定義できないもの、
曖昧ではないものと曖昧なものとに振り分け、曖昧なものを捨象する。
解説を担当し昨年11月に出版された書籍
『AIと白人至上主義 人工知能をめぐるイデオロギー 』(ヤーデン・カッツ,左右社)の
公開読書会が本日夕方にあります!
・3月30日(木)18:00~20:00
・オンライン
・無料
本を読んでない方も参加可能です。
本書の内容説明と日本のAIの状況について、質疑応答という流れです。
※主にAIの技術面・科学面の話ではなく、AIができた背景や政治的なイデオロギーとの関係についての話がメインになるかと思います。
AIの記事やニュースではあまりふれられない、
人種主義と監視のテクノロジーという観点から日本のAIについても紹介します。
興味のある方ぜひご参加ください!
申し込みフォームはこちら
↓↓↓
Gender Queer (he/they)