「マリーの首」の演出担当者はロンドン五輪の際に、開会式の際、ジョエームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)がエリザベス女王をエスコートした場面への批判(あてつけ)として、マリーが幽閉されていたコンシェルジェリーでの「首」のパフォーマンスを考えたと云ふ。
仏では王制ではなく「共和政」であることが、一種国民的国民的「誇り」となっており、常に王制の英は揶揄される対象となる。
ただ、革命の際マリーが「オーストリア女」と罵倒されたように、仏共和主義は普遍性を唱えながら、排除する「外」をもつ構造もある。今回の五輪では「スカーフ」の排除がそうだ。
ところで16世紀―18世紀まで仏王妃は全員外国人。アンリ2世、アンリ4世はメディチ家。ルイ13世、ルイ14世はスペイン王女、ルイ15世はポーランド王女を妃に迎えている。これは完全に戦略結婚である。ある時期までは大陸欧州はブルボンVSハプスブルクの構図になったので、逆にハプスブルクから王妃を迎えて「バランス・オブ・パワー」を図ったのである。
さて、このアトラクションの「革命観」はと言えばドラクロワも参加した七月革命から、一挙に近年のLGPTQ革命へ飛ぶ。七月王政は現在の「エキセン中道」=マクロンがモデルとするものであり、その意味で政権の枠に収まったと言えよう。
これを可能ならしめたアメリカの罪は深い。
国内は統一どころか崩壊に今後大局的には加速するのは必然かと。
QT: https://fedibird.com/@knappertsbuch/112877523617064418 [参照]
北陸、新潟の方、今日どうか気をつけてくださいね。雨が降りやすいみたいですから。
https://tenki.jp/forecaster/keiko_mochizuki/2024/07/29/29838.html
7月29日(月)は関東甲信越から西日本にかけて記録的な暑さになるようですが、この命に危険がおよぶ暑さは、気候変動によって5倍以上起こりやすくなっているとのこと。つまり、背景で進行している気候変動による底上げがなければ、ここまでの暑さにはならない可能性が高いということです。 #気候変動
J=L.ゴダールの最後の長編、「イメージの本 Le livre d'image 」(2018年)を観る。これで三度目位くらいだが、記憶とさして変わらなかった。最近「短期記憶障害」に不安を抱えているので、少し安心した。😀
映画の構成は、基本「晩期」ゴダールの基調である「新ドイツ零年」、「映画史」に連なる。
ただし、2点ほど大きな変化がある。
まず、ロシア革命ではなく、むしろフランス革命への回帰が見られること。
68年以降、ゴダールは一時期は共産主義、とりわけ毛沢東主義への批判的近接性が前景化する。
その後毛沢東主義への言及はほぼなくなり、ロシア革命とナチズム、ホロコーストに焦点が移る。
しかし、21世紀に入ると、さらに時代を遡りフランス革命への言及が増えてくる。これは決して「フランス・ナショナリズムへの回帰」ではなく、フランス革命の特異性を問題化していると見做せる。
2点目はイスラエルによるパレスティナへの暴力への言及が急激に前景化していること。特に映画の後半はほとんどこの問題に費やされる。ゴダールの立場は明快で「私はアラブ(イスラムではなく)の側に立つ」というもの。
ホロコーストからパレスティナへ。ゴダールは90歳に至るまで深化し続けた作家と言えるだろう。
トランプが大統領になると、「大統領君主制」にアメリカが作り変えられるそうです。その具体的な移行プログラムがヘリテージ財団が公にした「プロジェクト2025」と言うことらしいです。
この動きの後ろにいるのが、カーティス・ヤーヴィンと言うシリコンバレー出身のブロッガーで、それを支持しているのがシリコンバレー出身の億万長者ピーター・ティールだそうです。
主張は、下々の人々に意見を聞く「民主主義」はくだらなくて、一部のエリートが判断して行く「君主制」がもともとのアメリカ建国の思想であり、「大統領に国家の権限を集中させる」ことを目指すと言うもの。
この思想は「ファシスト」の思想と共通していますが、これを実現できる資金があるところが、一番こわいところだそうです。
たいへんです。ハリスが勝たないと、アメリカが専制国家になってしまいます。
https://social.treehouse.systems/@AnarchoNinaAnalyzes/112855008575929082
A qualified Psychiatrist, working in Tokyo.
love classical music, trout fishing and nature.