すべての差別に反対します(しかし、いったいどうやって?)。
わたしがサルア君を話題にするときその語り口がミサンドリーかいなかといえばその要素はまず間違いなく含まれていると思う。
サルア君は、高潔な人間ではないと自覚していながらもそのように振る舞わざるを得ないし、またそれがうまくいって高潔だと褒め讃えられでもしたらなかなか地獄だ。罵られたり唾を吐かれたりするほうがよほど救いがある。
そんなにおかしなニュースでもないのたが、見出しが目に入った瞬間うまくイメージできずなぞの光景が頭に広がった。https://www.asahi.com/sp/articles/ASR8V00C0R8TONFB00F.html
サルア君には高潔な人間でも成功した人間でも尊敬される人間でもなく、自分自身がなにを為したのか、できなかったのか、なにをもたらしたのかを正確に認識したまま逃げられもせずそのまま沈んでいく人間であってほしい。
終端の「死んだ人間」云々はアザリーひとりのみを指すのではなく、主人公の来し方そのものをも含んでいる、とわたしは考えている。とはいえ、終端以降の「死んだ女」に対する描写を見ればアザリーひとりのみを指した台詞であろうとも思う。
魔王編の会話を考えると、コルゴンはロッテーシャへの感情や挙措をこれからも向き合っていけるんじゃないかとも思うのだが。(「引きずる」のではなくてね)
コルゴンにしても、時間が経過して自分自身の感情を「愛」だと理解しているのはいいとして、そこから逃げたことをどう認識しているんだろうなというのはある。秋田、各種の描写からしても「意地の悪さ」はあっても「厳しさ」はあまり持ち合わせていないんじゃないかという気がしておりまして。
彼女の死によって利益を得ようとした(させられた面もなくはないが)人間が、その相手の肖像画を飾る。そうした点から、わたしは「利用した」面があることを自覚していないのではないか、と解釈している。
サルア君がメッチェンの肖像画を飾っているのは「読者を安心させるため」という意図があるのはわかる。わかるんだけれども、「そんな感情的な振る舞いをやる資格はあるのかね、チミィ」てなことも思うぜ。ある登場人物が、異性の登場人物に「愛情」を示したらなんかそれで「あるべき落とし所に落ち着いた」てなことに受け手の中ではなってしまう。そういうきらいが世の中にはないか。それでなにが「解決」するのかといったら受け手の感情以外、特にないんじゃないか。あと情勢的にも、愛妻家アピールは必要だろう。
「勝利投手:田中将」、わたしの好きな言葉です
暇……関連の話題を目にする都度、「それで内藤さんはどのようにお考えで?」という思考が頭をよぎる。
そういえばTYPE-MOON作品は触れないまま来てしまったなー。「Fateってそんなにおもしろいのか。とりあえず体験版を」→「文章がちょっとづつしか表示されないうえキャラクターの表情変化に視線が行ってめちゃくちゃ読みにくい。目がつらい」「FateGOってそんなにおもしろいのか。いずれスマートフォン持ったらプレイしてみよう」→「このコンセプトで和人によるアイヌの創作神話を出すゲームはだめやろ」まあこれからも縁はないやろね。
小難しいことでも、どうでもいいことでも、なにかしら考えごとをしていて「ぷつっ」と止まってしまう感覚がある。道が途絶えてそこから先に進めない。加齢の影響か、前からそうだったことにいまさら気がついたのか、メンタルの不調なのか、理由はいくらでもありそうだが。
ニギャー。ピョビェー。
ないとは思うが、隙間編3巻メッチェンの話をやらないかな。キムラックにおいて無能力者と扱われるのでもなく、サルアやカーロッタ、元キムラック教徒たちからも「役に立つ存在」として扱われるのでもない、彼女独自の話。
ただ、フィエナは教祖にされなかったとしても、あのあとは《心臓》村の住人と故郷の村人との間で折衝役というか下手したら矢面に立たされるんじゃないかとわたしは嫌な想像をしており……。
あ!頭痛で寝込みつつ思いついたんだけど、フィエナは逃げたから教祖にならなかった(されなかった)一方、メッチェンは逃げなかったから新たな教祖に祭り上げられる勢いだ、っていうのはどう?(頭痛でねこみながらスマートフォン触るのやめろ)
原大陸で非魔術士(元キムラック教徒)の魔術士への憎悪感情が先鋭化しているのは、別れて暮らしていたキエサルヒマとは異なり相手の存在が身近になったというのはもちろんあるだろう。それとは別に、開拓初期に魔術士に「頼らざるをえなかった」ことへある種の被害感情が芽生えたから、というのはどうか。
アキュミレイション・ポイントが世襲を考えているなら、ラポワント市は選挙君主制をやるんじゃないか、てなことも考える。
フィンランデイ商会を見るに秋田は現実のアメリカ開拓史を相当意識しているのでは、という話に基づくと、今後の原大陸は様々な帰属意識を持つ人々を内包した「国家」となっていくのかもしれない。
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