新暦3月24日が近づいてきたので、桜田門外の変の記事を再投稿。
QT: https://fedibird.com/@kim_yam/111980420354481533 [参照]
KDP出版で食べてる人の、「1時間に5千語かけ!」という本をちょっと買ってみた。マラソンのように求道的な努力を経て文字を叩き出す訓練をする。これがほんの数年前に行われていたノウハウ本。
ChatGPTに単語水増しを頼むと、努力をさらに増量してくれる。有限な肉体をあざ笑う電子の贅肉。
もう文章量に価値がなくなる。いよいよ人間はむしろ、ハイコンテクストな和歌とかを読むしかないのではないか。
#読書
https://www.amazon.co.jp/dp/B00XIQKBT8?_encoding=UTF8&psc=1&ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_PS86QK5D9K78N9WDYQ4Y
最近のWattpadは、編集者が新たな書き手を見つける場所として機能しているのか、あまり短編賞を出してくれないので残念。10万語もあるエピックなんていちいち読んでられん。
Marco Lobo氏がペドロおじいちゃんの伝記を書いた際のTDMインタビューが残っていた。(なぜか検索してヒットする日と、しない日がある。Why google?)
やっぱりラジオ局は儲からなかったらしい。ザ道楽! 権力者たるもの文化のパトロンになってこそ。
小さな出版社のつくり方 永江 朗〔著〕 #読書
http://saruebooks.com/item/book_06.html
「小さな出版社のつづけ方」の前編で、読んだのはこちらが後。出版のギャンブル性をできるだけ安定化させようと働いてきたメカニズムが、新しい時代の中で解体されていく不安と、一方で、健全でワクワクするベンチャー精神がまだ生き残る余地があること、その2面が描かれていてとても楽しかった。
出版エージェント会社コルクの人の話も出てくる。はっとさせられたのは、コンテンツを作る人、いわゆる作家というのは積み上げ式のシステムに乗ろうとする人が多いと。それ以外の部分を支えられるのが我が社…と続くのだけど、そうか積み上げ式システムか。
新人賞とか、公募とか、我々なら科研費とか。その上に乗り、その上に乗れなければ作りつづけられない。本当にそうか。
どうなんだ、そうだねえ。自分の作るもの、あるいは研究したいもの、それ以外に払う注意力にもコストがかかるから、よいものを作るためにはその時間を割くのが惜しいというのはわかる。
で、それは正しいのか。絶対なのか。うん、面白い本なので買ってよかった。
つくばで働く団体職員です。植物や鳥が好きです。