(おまけ)省庁予算はえらいひとがえらいちからの誇示のために振るう道具でもあるので、失敗しても失敗したことにはされづらいこともあったりなかったり、8月に使えるようになったら年末に成果をだせと迫られたり、3年の予定が2年で中止になったり等、わりとさんざんです。毒まんじゅうです。いやとれるだけ超偉いんだけどな、なんでも。
ついでのついでに言うと私などのような業績ではなかなか科研費は取れません。どちらかというと通してくれないあいつらにわたくしはうらみがあるので応援署名をすること自体めずらしいこととおもってくださ(せつなくなってきたのでやめる)
少し古いし、環境研究に関する考え方が楽観的すぎるような気もする本ですが、国家が基礎研究を育成する役割について語られているのが科学技術立国アメリカのこの本です。
マリアナ・マッツカート「企業家としての国家」#読書
https://yakuji-shop.jp/SHOP/9784840813150.html
とある有名研究者がベンチャー企業投資家の集まる席で、アメリカの科学力にもっとも貢献しているのが企業で国はそれに劣る、と言われたときの返答が引用されています。面白いから暇な人は読んでみてください。なお本を読んでも研究の役にも仕事の役にも立たないことは私で保証済みです。ただまあ、グッと来ますよ。
「シリコンバレーがまだそう呼ばれていなかったとき、あなたがた投資家はどこにいたのですか?」
省庁予算は非効率