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国民的アニメのOPとして、めざせポケモンマスターの楽曲構成はかなり異質なのに、自然すぎて全然気にならない・気にされないの、上手すぎて凄さに気付かれないやつで俺だけホクホクしてる。

作曲のたなかひろかずさんに、あれはどうやって発想したのか直接聞いたことがあって、適当に浮かんだまま作った、売れないと思うけど適当に作ってよとかいうユルいオーダーだった、みたいなことをおっしゃっており、おもしろいものってそういう土壌で生まれるんかなと思うなどした。

ツアー、面倒ごとは全部ツアーマネージャーがやってくれて、ライブに観光に散々いい思いして、その上でお金も入るの至れり尽くせりでしかなかった

蜘蛛も一生苦手だと思ってたんだけど、山暮らししてすべての虫に対して2年で慣れ尽くしたし、なんかもう苦手の克服は荒療治しかないと思いつつある

人前に出るの苦手だったんだけど、1000〜2000人前後の異国人を前に、1ヶ月のうちに20回ひとりで立ってライブをすると言うウルトラ荒療治により、完全に慣れ尽くした

海外勢は日本語の意味を理解しないのできくお曲で大合唱できる、という見方は間違いで、しっかりと意味を理解した状態で歌ったり楽しんだりしているし、
あの盛り上げ方は日本国内で、お客さんの反応を逐一フィードバックした結果培われたものなので、海外でだけ異常に盛り上がるという視点もまた間違い。

日本も海外も意味を理解した上であの盛り上がりをしており、話を聞けばお茶の間で親子で楽しく聞いているし、家族連れで楽しみに来ているのがきくおライブである。
なぜあの曲であの盛り上がり方をするのかについては、あの曲であの盛り上がり方をするようなイカれたマイノリティたちのハートを世界各地で根こそぎ掴んでいる、みたいなのが正しい理解かと思うし、もっと言うとそれこそが俺の理解する大衆性ってものだったりする。

きくお個人勢希望の星説について少し詳しい話を聞いた。

個人勢というのはつまり、メジャーレーベルなどに所属専属をしていないということなんだけど、実はこの所属という概念自体がアメリカの音楽業界ではとっくに時代遅れになっていて、日本でもその流れになっているっぽいんだわ。
要するに「何かあるたびに都度、個人として業者を雇う」みたいな形式が主流になっていて、メディアも音楽家もその流れをまったく一般に周知しないが故に知らない人が多いわけ。
まあ誰も得しないし、べつに面白い話でもないからね。

日本の音楽界的な感覚からしたら「所属せず個人勢でここまでのことをやる」は確かに一見すごいことなんだけど、ある意味では「所属システムなんかとっくに時代遅れになってます、当たり前のことになってきてます、だから個人勢ってのを殊更に記事してないだけ」ということでもある。

メジャーレーベルの従来式のやり方が海外展開にまったく通用しないのは明らかで、むしろ海外展開がうまくやれるのは個人勢という現代式のスタイル以外にあり得ないってこと。
それが俺の存在でまたひとつ可視化されただけ。大きな希望の星というより、大きな転換の流れの一例って感じっぽいな。

まあまだ足りないのかもしれない やっていく

数字で示せば無視できないだろと思ってがんばってきた節はあるけど、spotify月間160万リスナー、仕事の流儀やってなお全然無視されるとなるとなんかちょっと話変わってくる気がする

ボカロPというか、日本人アーティストの海外進出例としてだいぶ凄いことをやってるんだけど、俺は昔からいったいなぜ事務所にもメディアにもこんなに注目されないんだ・・・?

スーパースター!とまでは言わないまでも夢のあることじゃないか。
ノープロモーション、ノータイアップ、ノーコラボ、完全ひとり完パケ、DJではないひとりライブ、個人勢、これで中国南米北米欧州オーストラリア埋めまくってて、お客さんに現地日本人や日系人がほとんどいないのだいぶエラいことだと思うのだけど、なんだか俺はボカロ界からも音楽業界からも無視されてるようなそんな気持ち・・・

メジャーデビューや所属を敢えて言わない文化をもつボカロPたちが、陰ながらどんどん退所して個人勢になっていると小耳に挟む

初音ミクはおろか音楽のことも何一つ知らない人による、何もかも間違えてる自己解釈インタビュー記事が勝手に出てて笑っちゃった。いくらなんでもこんなに全部間違える・・・?
全然こんなこと言ってないし、チェックもこなかったしクレーム入れてるのですぐ消えるかも。
thedailytexan.com/2024/09/01/j

(一度ポスト消したけど、やっぱりインタビューでここまでひどくなった例はあんまりなくて面白いので再投)

Kikuoが、アメリカにおいて「iconic in the Vocaloid world(ボーカロイドの象徴)」と表現された記念すべき最初のインタビュー記事になります。ふふ。

berkeleybside.com/an-interview

俺もその辺同意で、最初から今までずっと脱神格化をやってるつもりなんですけど全然無理でした。両立できるスーパーマン、見上げるべき神・・・

病んでる人が暗い曲を作りましたよりも、心身共に健康で、妻子と犬に囲まれて何不自由なく暮らし、家族サービスで行ったショッピングモールで、スマホ片手に絶望の淵みたいな歌を作ってる方が"ホンモノ"であると俺は思う

作詞をやっているけど、一体自分のどこからここまでバカ暗い歌詞が出てくるのか全然わからん 己の才能がこわいぜ

インターネットの音楽は、ある日突然、無慈悲に理不尽に、絶対に必ず消えてなくなり、誰も聞けなくなるんだよ。今までもこれからも何度でもそんなことが起こる。
そしてデータでだけ存在する曲をどこかの誰かが保存していて上げ続けるなんてことは起こらない。

海外ライブを重ねたことで、一体どんな結果が生まれるかなあ。手応えは結構なものだけど。
予想外の何かが起こるのか、大して何も起こらないのか。現場の力を見せつけられるのか、インターネットの影響力には現場の力などまるで微々たるものなのか。

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