『ノースマン』映画にとってストーリーはそれほど重要ではないことが、これだけ分かる作品もないかもしれない。ストーリーは何一つ新鮮味はのない、世界中でこすられまくっている何度も何度もコッテコテの神話の原型そのままでオチ(北欧神話的にあれはハッピーエンドだろう)まですぐ分かる、でも最高に熱く見ていて楽しい。物語のベタさなどものともしない、全編通して画の力と説得力が尋常ではない。鈍重で、猛烈に力感を感じる戦闘もナイスディレクション
立花ハジメによるバンドTHE CHILLの2曲目と3曲目は同曲のアレンジ違いで、2曲目のドラムが屋敷豪太、3曲目は高橋幸宏という豪華さ、かつ曲が繋がっている構成になってる。こうやって並べて聴けると、たとえ言語化はできなくとも、プレイヤーによってドラムの音色が全く違うことが感覚でわかって楽しい
アルバム自体名盤でCDはそこそこレア(たぶんアナログはない)。でもなぜかAmazonだけでmp3が購入できてストリーミングもある
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『カンフースタントマン 龍虎武師』自分の大ルーツ故もうブッ刺さらない訳はないのだけど、冒頭の名作カットアップからの偉大なレジェンド達のお元気な姿でもう軽く泣きが
袁小田から始まり林正英で終わる語りの正しさも、これも傑作だったけど物足りなくもあった『鉄拳ジャンプキック』が完全に補完された。細かいところだと本人の口から洪家班と成家班のバチバチが語られるとニコニコしてしまう。とはいえ現在の香港の苦境もやんわりとはいえ当然語られるわけだけど…とにかく作ってくれてただただ感謝のドキュメンタリーだった