東京オリンピックの例の映画がアマプラに来る。普段リベラルめなツイートしている人の一部が本作褒めていて超意外だったけど(わざわざ映画館で見てとても後悔した)、悪い意味で今の日本ぽい映画なので、見られる人は見ておいたほうがいい。ものすごく中だるみするので、適度に5倍速ぐらいしてもまったく問題ないし
『ケイコ、目を澄ませて』今年劇場で見た映画でダントツの一位が年末に。岸井ゆきの史上ベストクラスの岸井ゆきのでその上で、傑作『あの夏、いちばん静かな海』理想的なアップデート版でもあった。これは北野武嫉妬するのでは。存じ上げなかったけれど、大川景子さんという方の、詩情あふれる編集も素晴らしかった
そしてまた、ダンスシーンが巧みな劇映画は良い映画の個人的法則もまだ正しいことが証明された。これは多くの人に見てほしい
『ザリガニの鳴くところ』原作未読。割と指摘されている、自然児というか自然そのもののカイヤに清潔感がありすぎるという点はもっともだけど、生存のためのすべの行動が、湿地とそこに住む生き物から学んでいることがセリフではなく所作でわかるところでアリとなった。自然はカイヤを汚す存在ではないということかと。あと変な騎士道精神と支配欲がゴッチャになってそれが暴力に繋がってしまう男のクソさがリアルで痛い。この感じは男性作家がなかなか描けないバランス
あと結末が違っていたら個人的評価はかなり変わったと思う。ナウシカと、サツキとメイの父親が人生のパートナーとなったら最後ああするのが自然。二人が子供を作っていない(ように見えた)のも納得