2013年に放送されたTVタックル「慰安婦」論争回での一幕。
「慰安婦は性奴隷ではない」と主張する小林よしのり&田母神俊雄の極右コンビが、いつものように「親が娘を売ったんダー!それを民間業者が買っただけなんダー!」とやり始めたところ、共演者のジェームズ・スキナー氏より「売り買いされたんなら奴隷でしょ」との常識的なツッコミが入り、一手詰みの論破になった場面。
スキナー氏の指摘の通り、他人によって自分の体を売り買いされる立場の人のことを一般的に「奴隷」と呼ぶので、その多くが人身売買の被害者であったかつての「慰安婦」たちが置かれた身分は「奴隷」としか言いようがない。
また、日本軍は、いち国家機関でありながら、人買い業者に「女集め」を委託し、結果的に集められた数万人以上に及ぶ人身売買(または就職詐欺)の被害者たちを解放するどころか自らが設置·管理していた慰安所に放り込み、日本軍兵士専用の性欲処理役として事実上使役していた主犯格であって、業者や親だけに責任を還元しようとする日本右翼の言説は戯言である。
画像引用元(ネトウヨHPにつき注意)
http://ianfukangaeru.blogspot.com/2015/05/blog-post_8.html?m=1
ウヨが生活に困窮したら左傾化するかといえば、左傾化しないと思うよ。「社会的弱者たちがズルをして、本来自分に回ってくるべき金や機会を奪っているのだ」と逆恨みして、より弱者叩きを強めると思うよ。
「社会的弱者が正義を叫んで、自分たちからお金や機会を不当に奪っている」という認知の歪みと逆恨みがスゴイから、あの人たちは。
彼らの生活保護叩きも外国人差別って、基本的にそういう思考パターンに基づいているでしょ。
NHKの子ども向けページで、日本スゴイの大失敗案件である「下町ボブスレー」の黒歴史動画がいまだに公開されていた。
下町ボブスレーは、もともとは「日本を支える下町の中小企業が世界に挑む!」という、いわばプロジェクトX的なノリで始まった案件だったが、後に明らかになったように、実際には日本政府と大資本が裏で糸を引いている国家的事業であった。おかげさまで、ソリができあがる前から関連グッズやドラマなどが大量に作られたり、道徳の教科書に(安倍ちゃん付きで)載せられるなどのタイアップが国家ぐるみで行われたが、最終的にできあがった肝心のソリの性能がポンコツ過ぎたため、唯一使ってもらえる予定になっていたジャマイカ代表にも見捨てられるという、ある意味日本の凋落を象徴する悲惨な結末となった。
ちなみに、ジャマイカ代表が下ボブを見捨て、実際に採用した性能の良いラトビア製のソリは、本当に下町の職人の手で作られていたというオチまでついており、そこまで子どもに教えるのであればよい教訓話になるかもしれない。
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005311008_00000
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