宝町から浅草橋、3.6km歩く。以前から気になってたんだけど、微妙にルートから外れることが多くて行ったことのなかった日本橋兜町に行ってみる(東京の昔の石造りのビルを見るの好き)
期待を膨らませてただけに町の雰囲気は普通に現代風でちょっとがっかりしたんだけど、雰囲気のあるビルはやはり多くて興味津々で歩いてたところ、今時の建物にはまず無い(というか日本の建物では見たことがない)半円形にせり出したバルコニーのついたビルを見かけて気になる。昔風の意匠とか石とかは昔のビルっぽいのに小綺麗で現代的な感じもある🤔?と思いながらとりあえず写真を撮り、
帰宅してからビル名でググってみたら、1930年の倉庫ビルを、外観を残して改築したものだった。
https://www.takenaka.co.jp/design/works/nihonbashi-dia-building/
なんとなく撮ってたビルの案内板に詳しく書いてあった。
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東京都選定歷史的建造物
日本橋ダイヤビルディング (旧三菱倉庫江戸橋倉庫ビル)
所在地
東京都中央区日本橋一丁目19番1号
設計者
三菱倉庫株式会社(昭和5年(1930))
株式会社三菱地所設計・株式会社竹中工務店(平成26年(2014))
建築年
昭和5年(1930)(再開発:平成26年(2014))
三代広重が「古今東京名所」で描いた煉瓦造りの「江戸橋三菱の荷蔵」(明治13年(1880)築)が、大正12年(1923)の関東大震災により飛び火で焼け落ちたため、昭和5年(1930)に、耐震耐火に優れた鉄筋コンクリート造(一部フラットスラブ機造)の近代的都市倉庫「江戸橋倉庫ビル」(地下1階・地上6階建)が建設された。
船橋を模した屋上の塔屋や上層階の半円窓など、船体を思わせる個性的な外観を持つ、表現主義の影響を受けた代表的な作品。日本橋川をロンドンのテムズ川に見立て、外国航路の本船が停泊しているのが、このビルのモチーフとする見方があり、横光利一著「家族会議」(昭和10年(1935))では、「三菱倉庫のそびえるあたりの静かな波はベニスに似ている」と表現された。