スターツ出版をしてさえ出版事業の半分はコミックで、その比重が年を追うにつれて高まっていて、最近はシナリオ募集に熱心であることをどう受け止めるか(この戦略自体はよそも大差ない)。
「野いちご」はサイト内広告にかなり禁欲的だし、有料会員システムも入れていないから、著者・読者コミュニティの維持コストは「本」で回収する仕組みがつづいているはず。新刊書店の棚専有率をどんどん上げないと回らないのも分かる。
その先には極めて成熟した「少女マンガ」文化圏が待っており、もちろんスターツ出版も「noicomi」を定期刊行しているけれど、10年つづく人気連載を持つような看板作家が現れるか