Xユーザーの日本モーリス・ラヴェル友の会さん:
「★速報★ モーリス・ラヴェルは《ボレロ》の唯一の著作者であると裁判所が決定。 https://twitter.com/AmisRavelJapon/status/1806801872306712850」 / X
https://x.com/AmisRavelJapon/status/1806801872306712850
「この訴訟は《ボレロ》1928年初演時にバレエの舞台美術・衣装を担当したアレクサンドル・ブノワ(1870-1960)の相続人側がフランスの音楽著作権管理団体SACEMに対して、ブノワは《ボレロ》の共同著作者であるとし、2016年にフランスで著作権が消滅した《ボレロ》においてブノワの死没年まで算定して2039年まで著作権延長できる(印税が受け取れる)と主張し、またラヴェルの法定相続人側も《ボレロ》の振付家ブロニスラヴァ・ニジンスカ(1891-1972)も共同著作者だとして、さらに2051年まで著作権延長できるとして訴えを起こしたもので、今年2月14日にフランス・ナンテールの司法裁判所で原告被告双方の弁論が交わされました。
その公判で、原告ブノワの相続人側は、「SACEMが我々の先祖を共同著作者として認めない権利はない。《ボレロ》の音楽はバレエのために特別に作られたものだ」と述べ、ラヴェルの法定相続人側も、ブノワとの共同作品であると歴史的な証拠を基に主張しました。」
「《ボレロ》は初演以降、フランスでは2016年5月1日まで、78年4か月著作権が保護されていました。2011年から2016年の間でも、同曲は年間平均135,507ユーロ(約2300万円)の著作権収入を得ていました。
この判決により、《ボレロ》はフランスでは著作権フリーに留まりますが、今後、原告側は控訴する可能性もあります。」
…まぁ、ひとまずは妥当な判決だけれど、ここまで甘い汁を吸ってきた側がこれで諦めるとは思えんな。まだ先がありそう。