Xユーザーの山田邦和さん: 「文化財を論じる場合には、文化財の種類を考慮にいれておく必要があります。考古学的な文化財は、出土状態(もともとの位置)、遺物自体がもともとの「本物」であることが大事です。それが欠けると、文化財としての価値は落ちてしまいます。⇨」 / X
https://twitter.com/fzk06736/status/1751144696741859734
「⇨一方、建築物の場合、大事なのはその「構造」。建築物は時間の経過につれてどんどん痛んでくると、その部分は取り替えていく。腐った柱は削って継ぎ足していくし、割れた瓦は新しいものに替える。長年のうちには、もしかしてもともとの部材よりも取り替えた部材の方が多くなっているかもしれない。⇨」 / X
https://twitter.com/fzk06736/status/1751145226771812481
「⇨建築物をバラバラに解体して、どこか別の場所に移して、そこで組み立て直してもいい。建築物としての価値は、「構造」が保たれる限り、毀損しないわけです。しかし、考古学的な遺跡は解体して別の場所に移すと、それは「本物」ではなくなる。こういう違いがある。」 / X
https://twitter.com/fzk06736/status/1751146079683539095
Xユーザーの山田邦和さん: 「⇨このあたり、木造建築の日本と、石造建築(≒考古学的な文化財)の欧米では価値観がズレる。日本の建物を世界遺産に申請すると、欧米の委員から「この建物には後世に部材がかなり取り替えられている。世界遺産に必要な『真正性』が担保できない」と異論が出て、日本側が説明に汲々とすることがある。」 / X
https://twitter.com/fzk06736/status/1751150150826033420
…こういう、どこに価値を見出すかという話は、事ある毎に広めていくしかないだろうな。