元々「愛する人」くらいの意味だった「愛人」が意味を変えたのは太宰治の「斜陽」が原因らしい。ほんとそういうとこだぞ太宰。 - Togetter togetter.com/li/2205813

これについて、まとめにあった論文を読んだ(catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opa

上のまとめに関連するとこだけ言うと、
>「斜陽族」という流行語まで生み出した太宰治の名著が「愛人(めかけ)」という表現の定着に大きく影響したに違いない。(70頁)
とだけあって、詳細は検討はされてなかった。
てことで、まあ仮説にすぎないかも。もうちょっと周辺の用例を丁寧に調べないとなんともいえないかな。

…論文を読んだ限りではそんな感じなのだけど、愛人が配偶者以外の恋人を指すようになったのが太宰からってのは、ある年代以上の人にとっては実感としてわかるのかしら。

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太宰くらいの時代だとまだ文学作品が特定の流行語を生み出すトリガーとして強い力を持っていた、という認識で良いのかなぁ。新聞とかのメディアが関与してないかとかは見ていないのかな。 [参照]

「斜陽族」、少し時代が下ると「太陽族」は文学作品由来で、同時代の「族」だと「マンボ族」とかがありますけど、まあだいたいこれらの現象に名前をつけてるのはマスメディアですよねえ🤔

@akahoshitomoka 使用されている言葉の意味の変遷を追うとなると、出現頻度を追っかけるだけでは不足で、その意味を個々の出現事例毎に読み解いて分類しないといけなくなるので、全文検索でヒット数を追いかけるだけでは済まなくなるんですよね。その点ではものすごく手間と時間がかかる御苦労な作業になるのでw、まぁそこまで掘り下げてまでやらないかなとは思います。

ただ、その場合はどの範囲を見極めているのかをわきまえて結論を語っていかないと、風呂敷を拡げすぎ、という批判を浴びることになる点には注意が必要かなと。元の「愛人」の意味の変遷はその点でまだ判断留保が必要だったかなと。

ことばの意味が変遷していく過程を見る……というのがリサーチの目的なんだとするとワードチョイスが悪かったなという感じは否めないですよね😂

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