ハロウィンらしい植物ってなんだろうなと考えていた。
カボチャが真っ先に浮かぶけど、あえてフォックスフェイス(ツノナス)を紹介したい。
ナス科の植物で、名前の通りキツネの顔のような実がなる。
実は食べられないので観賞用。

ルリマツリ(イソマツ科)
夏の花。
初夏に植えて、施肥と花がら摘みをすれば秋まで絶えず咲く。
半つる性で、軽く誘引すると見栄えがより良くなる。
暑い夏に、この涼しげな青い花を見ると癒やされる。
地上部は枯れるものの、冬越しをすれば来季も育てられる。

先日コスモスを見てきました。
一般的なピンクor白のコスモスはちょうどいい開花状況で見応えありましたよ。
キバナコスモスはけっこう種をつけていて終盤といった感じでした。

ミズヒキ:タデ科
夏の終わりから秋の始まりにかけて咲く。
花はネジバナに似ているけど比べるとサイズが違う。ネジバナはラン科。
影でひっそりと咲いているのを見かけることが多い。
個人的な観測範囲では、シュウカイドウと一緒に咲いているのをよく見かける。
なのでシュウカイドウとミズヒキを見かけると夏が終わりなんだなと思う。

ヒガンバナ:ヒガンバナ科
有名な秋に咲く花。
"葉が展開しないで花茎と花だけで不気味だから"だったり"赤い花が血しぶきみたいだから"などの説で敬遠されることもあるとかないとか。
咲いているのはよく見るけど園芸店で売っている球根はそれほど見かけない植物の一つ。
別名のリコリスはマメ科の甘草の別名と同じ。

花がほとんど終わったキョウチクトウ。
もう秋だね。

センニチコウ:ヒユ科
夏を彩る園芸植物の一つ。
ちなみに"百"日紅は木本のサルスベリ(ちょっとややこしい)。
風に揺れている姿が似合う。
ドライフラワーにも向いているとか。

ランタナ:クマツヅラ科
有名な園芸植物の一つ。
七変化という別名もある。
丈夫な植物で暖かい気候の場所では容易に増えるそう。
大きくなるとトゲが生えるらしい。
蜜源植物なのか、植物園でチョウがいる温室に植えてあった(チョウにもそこそこ人気だった)。

某所の屋上庭園
シュウメイギクがすでに咲いていた :blobcatyikes:

サルスベリ:ミソハギ科
夏に咲く代表的な花木の一つ。
花期はおおよそ梅雨終盤から秋口まで。
民家の植栽や街路樹で見かける機会が多いはず。
ちりめんのようにクシュクシュとした花びらが6枚程度集まって咲く。
赤い花弁の株が主であるが、白い花弁もあるので探してみるのも面白いかもしれない。

ムクゲ:アオイ科
夏に咲く代表的な花木のひとつ(もう一つはサルスベリかな)。
オクラと同じ一日花(咲いたその日の夕方には萎んでしまう)。
次から次にバンバン咲くので夏の間はずっと花を楽しめる。
花色や咲き方も様々で、写真のような八重咲きの品種もある。

ガザニア:キク科
夏を中心に花が咲く人気の園芸植物のひとつ。
葉は厚めで光沢がある。
少し前に取り上げたキク科植物たち同様、ガザニアも夏らしいビビッドな花を咲かせる。
日光が当たっていないときには花弁が閉じていることがある。
PWのガザニアを育てていたときはアブラムシの対処に苦労していた記憶がある(肥料のやり過ぎかな)

エキナセア:キク科
ガーデニングでは宿根草のひとつとして有名。
ジニアやダリア同様、夏の日差しに負けないくらいビビッドな色の花を咲かせる。
ちょっと高級なスーパーではこれを使ったのど飴が、アロマテラピー専門店ではハーブティーが売られている。
咲き進むと花弁が下に垂れてUFOみたいな形になるのがちょっと不気味な感じで面白い。

ジニア(ヒャクニチソウ):キク科
名のしれたガーデニング向け植物のひとつです。
夏のギラギラ感に負けないようなビビッドな花色が多い印象。
花の中心に筒状花があり、星のようでかわいい。
百日草、千日紅、百日紅など、漢字にすると似た字面の植物があって注意が必要…

ネジバナ:ラン科
個人的に好きな花の一つ。
土に特定の微生物がいないとうまく育たないとか、"ねじ"の巻き方がさまざまあるとか謎が多い植物。
他所の家の植木鉢にひっそりと生えていたり、公園などで見かけると少しテンションが上がる。
ラン科の植物としてはサイズが比較的小さい点も興味深い。

拙宅ではうまく育てることができなかったクレマチス(品種名:白万重)。
譲ったお宅で様子を見せてもらいました。
よく見ると白万重の枝変わりが咲いていることに気づきました。
白万重よりも小さめで純白の花です。
挿し木にして固定したら面白そうだなと思いました。
(2枚目の写真は一般的な白万重の花)
番外編

クチナシ(ガーデニア):アカネ科
三大香木のひとつで、初夏に香りを楽しめる。
香りはココナッツミルクのような甘い香りだな、と思った。
果実は着色料だったり漢方薬の原料(サンシシ)になったりする。
オオスカシバの幼虫がかわいいと思えるようになったら拙宅でも育ててみたい…

フレンチ(ストエカス)ラベンダー:シソ科
闇堕ちエビフライという呼称で一時期話題になった品種。
特徴的なうさぎの耳みたいなところは苞葉で、花はエビフライでいう衣の部分だそう。

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