JNZ @jnztw2@fedibird.com

いまブーストした、何かを改善するために「組織的に動いてる人がめっちゃたくさんいる」っていうの、かつてHIV関連のNGOの仕事を手伝っていたからすごくよくわかる。保健所の匿名無料検査や相談先の体制などは複数のNGOが協力しながら行政や厚労省に直接かけあって少しずつ変えていったもので、何か新しいことを始めたりものごとを変えるときって、その背景で、ものすごく多くの人たちが動いてる。

いつのまにか勝手に変わってたとかじゃないよね。

私が属している新婦人で「学校のトイレに生理用品を置いてほしい。保健室ではなくトイレに置いてほしい」という運動があって、教育委員会にかけあったり、学校に出かけて行ってトイレ確認したり、校長や養護教諭と話し合ったりお願いしたりっていう超地味なことを全国各地でやっています。議会にかけあって予算化に成功してるとこもあります。
新婦人は女性の賃金を上げろとか、給食を無償に地場産の食材をとか、核兵器禁止条約に参加しろとか、まあなんかとにかくものすごく手広くいろんな要求運動をしていて、個別で似たような運動をしている団体も色々あるんで共同で行動することも多いんだけど、生理のことなんて地道に訴えてる団体は他にないわけですよ。まあでもそんなこと普通は知らないじゃん。なんか知らん間に「へえ、今どきは学校のトイレに生理ナプキン置いてくれるんだね〜いいね〜」みたいな。違うからね、それするために組織的に動いてる人がめっちゃたくさんいるの。

差別は「不愉快」なのではなくて、脅威であり、差別される当事者への、時に生命をおびやかす攻撃です。当事者が目を逸らしてもその場を去ってもコミュニティは差別を目の当たりにしますし、放置すれば差別を許容することに他なりません。

対処が大変なのはよくわかるのですが、報告があったもので、客観的に脅威を与えるような言動には何らかの対処をしていただけると、脅威を感じている方は安心できます。

どのような運動も狭量になることはあり、当事者でない人たちの心象を害することもよくあります。しかしそれこそ「ミュートすれば平穏の得られる」不愉快さです。