上海着いた!!!!
ひぃ懐かし、ノスタルジー、そして色々変わりすぎてそれもびっくりよ…
Twitterには簡単に報告しましたが、彼女と婚約しました。
法的な結婚に向けての一歩としての婚約です。
正直、全部スムーズにハッピーにすすんだわけではありません。(主に私の方で)葛藤もありました。
この国と彼女の出身国では同性婚が認められています。当たり前の権利として。そんな風に生きている人と母国では同性婚が認められておらず、結婚しても母国では独身のまま、しかもエクストリーム家父長制文化育ち。という私では"結婚"や"婚約"という制度に対しての気持ちが大きく異なっています。
奪われている基本的な権利で、家父長制の妨害があり得る。そういうものです。
一度そのギャップについて話し合った時言われました。「私たちの関係を政治的にしないでほしい」と。私にとってはこの国で人種的性指向的マイノリティとして、そして母国では認められない結婚を視野にいれること。生存することすべて政治的であると信じています。
これは政治的な主張で、そして私たちは愛し合っていて、幸せで、一緒に支え合う未来を見ていること。そしていつか、私が怯えずに当たり前に、自分の幸せをなんの葛藤もなく気負いもなく受け止められるようになる未来を祈り続け、妨害に立ち向かい続ける。それを表明するポストです。
今日前学期の指導教官とゼミ課題に関しての面談をしてきたんだけれど、厳しいことと理不尽に(私の出身や言語的に不利な立場であることを理由に)厳しいことの区別が本当に鮮やかに別れる評価と総評だったので。
一度失いかけた学部専門への信頼が回復しました。
こんなにしっかりと学生をフェアに見て、実力と内容をきちんと吟味した上で納得できる理由で厳しく指導して評価してくれる教授もいるのだなぁと…
ネグレクトスレスレというか、面倒を起こさず、利益になる限り養育する。病気や手続などで親の時間及び労力を使った場合それに準じたお礼、もしくは労働で恩を返す。というスタンスの家庭で育ったため、今諸々の日本での手続きを実父とその配偶者さん通じてやってるんだけれど。
役所に行く、問い合わせをかける、煩雑な手続きが必要になることが確実なお願いをする。という系のやり取りをするたび、「ええでー。」「時間かかるけど、まぁやってみるわ!」「こないだの件心配やったんやけど、上手いこといった?」っていう感じで。やってくれるし、気にかけてくれるしで。どうしてそんなに親切?何故?私の知っている育ての親はそんなことしなかった。もしや!何か見返りを求められるのでは?金か?金ならないぞ!!貴方の誇れる子供にもなる予定はない!私のなりたい人になる!!みたいな謎の疑いを深めてたんだけれど。
徐々に、これが...家族...なの...か?もしかして、善意というか、こういう家族間の会話や頼り合いっていうのもありなのか???ってなってきて。
すごい...嬉しい...というか、ちょっとようやくずっと欲しかった何かをゲットできた気持ち。
ヨーロッパ系の見た目や名前じゃないことで被る何気無い日常生活差別の話をしている文脈で言う「外国人」は非ヨーロッパ人として。の話をしてるんだから、ドイツ語が母語でドイツ系のあなたがたとえ出身地と異なる土地に住む文字通り「外国人」だとしても、この話のテーマには一切関わってないでしょうよ。そこでいちいち常に「私だって外国人だもん!」ってなるのやめてほしいんよな。萎えるし、自分が特権的な「外国人」であることをせめて自覚した方がいいし、私に対して日常生活での何気無い差別をしてくる連中の中には貴方のような属性の人間も含まれてるというのを知っていてほしいし。
根っこでは、僕もヨーロッパ系の二重国籍で差別される側だもん!なのに差別主義者呼ばわりするなんて!!って言うてきた糞教授と理論は一緒なんだよ。
実際、貴方の反応は私の問題を包括的な「外国人」の問題にしていて、その中で非ヨーロッパ系かそうではないかで大きな隔たりがあることを無視してるんだよ…
多分受け止められるような人でもないし、分かってもらえる問題でもないし、理解するのも難しいだろうから諦めるけど。
西洋美術史の界隈の西洋至上主義や西洋人至上主義に関してはほんと話に事欠かないんだけれど、一番突っ込みどころありすぎなのに一番聞かれるのが
「なんでアジア美術史専攻にしないの?言葉が分かるならそちらの方が楽でしょ?」ですね。
いやアホか。もし仮にアジア美術史専攻だとしたらこんなとこまで来ねぇよ。日本か中国の大学行ってるわ。ありがとう言葉もそこそこ分かるんでね!!
ヨーロッパまでわざわざ遠回りして敢えてアジア美術史をアジアから来た人間が学ぶ可能性と妥当性を考えてから言え。
ヨーロッパ美術史やりたいからわざわざ来てるんだよなぁ。あんたらがアジア美術史専攻だったらそりゃアジアにちょっと留学するか進学考えるだろうよ。それと同じだわ。
アジア人だからアジア関連勉強しとけは酷いよな。
逆のケースは言わないのに。
インターンの件プロジェクトを指揮している人からはもう大歓迎を受けてすごく期待をされているんだけれど、(この人がマジで有能で、仕事ができまくる上に親切を極める素敵な方なんですよ。)まさかの学術統括部長みたいな人がEU市民に限られてるんで、参加できないんですよねぇ。とか言い出して。
当然プロジェクト指揮の人は憤慨したし、なんなら昨日のイベントでその統括部長に私を紹介してくれた上に、必死に説得してくれたし。
私もついさっき、オブラートに包みつつ、とにかく私にインターンをさせろ。何故私からこのチャンスをたかが国籍如きで奪おうとするか。みたいなメールをその統括部長宛に書きました。
プロジェクト指揮の人が転送してくれるそうです。
これ絶対プロジェクト指揮の方女性で学術統括部長男性なんだけれど、このプロジェクト指揮の人めっちゃこの人相手に苦労してそう...ってなった。薄々わかっていたが、セクシズムと人種差別すごそう。この界隈。
昨日彼女と話してて。
「コネクションというか、色んな人から紹介されて色んなところに関わってるよね。やぶって。すごいというか、私はこれまでそんな機会ほとんどなかったから。貴方の周りだとそういうことがよく起こってるように思う。」って言われて。
ですね。確かに、昨日インターン(まだ始められるか確実ではないけれど)関連で地域部長学芸員の人と知り合いになったり、それも元は夏の講座で知り合った同期通じてだったり。今の仕事も知り合いの紹介で。ケースなんだけれど。
多分ねぇ...
アジア系or日系日本人学生で数年を越えてこちらの大学でしかも西洋美術史っていう圧倒的に”西洋人”が多い分野で勉強続けてる私が絶滅危惧種すぎて珍しいので、みんなに覚えられてるor注文にお応えできる人材が私のみになっている。ってだけなんですよ。
大学で、できればそうであってほしくはないけど、多分そうだと思う…
という案件があって。
多分、課題とかを出したときに(こいつ、ヨーロッパ系若しくはドイツ語母語話者じゃないはずだ。名前的に。)という先入観に基づいて採点や評価をされてる可能性がありそう…っていう。
多分、同じ内容で同じ出来の課題を出したとき、ドイツ系の名前の人とそうじゃない人の名前があったとして。ドイツ系の人の採点は甘いのに、そうじゃない人に対しての採点は厳しかったり、言語的なミスがあるはずだ。という先入観に基づいてチェックされるせいで内容をまともに読んでもらえなかったり。
今回何度も「このレベルのレポートならもっと成績が良いはずだ。評価が可というのは、学部が厳しいというのを差し置いても明らかにおかしい。」っていうケースがあって。
先入観ありきの採点をされてるんじゃないかって。
もう、マークシート方式のテストと成績評価しか信じられない。
自分なりにこれは良い出来では???ってなって自信満々で提出したゼミ課題…だいぶ渋めのレビューでなんならダメだしを食らい、面談に呼ばれてしもた…
まぁ、更に良くなるポテンシャルがありまくりと思うことにする。厳しめにチェックお願いしますって言うたのは私やしね。
みっちり指導してもらう…
というか、これまでも明らかにゼミ課題で評価の足引っ張ってそうだなぁ。という成績だったので。
やぶの今後の次回作にご期待ください。
ただ、社会系学部所属の彼女ちゃんが「やぶの学部評価厳し過ぎでは??」と戦々恐々としてて。
うん。多分、なんか厳しめなんだろうなぁ。という自覚が芽生えて来たね…
しがみついて通って学んで生き抜いてって。もうこれだけで金メダルレベルですよ。
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