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実は買ったまま積んでいた『裏切りのサーカス』ファンブック「Funeral for Our Loyalty」を読んでいる。そして決めた。この冬は多和田葉子の三部作読み終わったらジョン・ル・カレのスマイリー三部作をついに読むぞ。これも本棚に揃えてから何年も経つが、今年は『ツイン・ピークス』を完走した年だ!

一応スタートは鶴岡八幡宮で、あの実朝暗殺の場面で公暁が隠れていた「大銀杏」(倒れちゃってたけど)も見れて嬉しかったな。あと建長寺ですごく美味しいけんちん汁を食べたのだけれど、「けんちん汁」ってここが発祥だったのね……坊主が豆腐を落としちゃってそれを汁に入れたってかわいすぎる説話だ。

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今日は北鎌倉を散策して、寿福寺の源実朝と北条政子の墓と、円覚寺の小津安二郎の墓を訪れました。古い墓はやっぱり少し怖い。あと途中に通った亀ヶ谷坂切通しの岩肌がすごくて「鎌倉七口」を全部歩いてみたくなった。旅の底本はもちろん太宰治の『右大臣実朝』と『鎌倉殿の13人』。岩と石の散歩だ。

『右大臣実朝』で和田義盛が98人の一族を集めて嘆願に来る場面、『鎌倉殿の13人』の再現率が凄まじくて脳内ですぐこれが再生されてしまった。あと義時も実朝も広元のおじさんもドラマキャストで再生されて全然違和感ないの、三谷幸喜がいかにうまく料理したのかを今更ながら感じている。

あと実朝が厩戸の皇子LOVEなのめっちゃいいな。奇しくも今年読んでいた山岸涼子の『日出処の天子』で描かれた厩戸皇子と『鎌倉殿の13人』のクィアな実朝像が重なってくる。

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太宰治の『右大臣実朝』読んでるけど、鴨長明って実朝に会いに行って歌教えようとして断られてるんだ……若かりしアレクサンドロス大王の家庭教師やってたアリストテレスの失敗した世界線みたいな。

はじめて『アジョシ』を観ています……

論文投稿した途端にめちゃくちゃ不安になってきた。

HAL さんがブースト

昨日のNHK講座の時、冬に菅野優香さん講師でクィア映画論の講座があると伺って、その場でも勝手に宣伝したんですけど、これ本当にお勧めです。

英語圏のフイルムスタディーズはフェミニズム系がとても強く、その中でガッチリレズビアンやクィアの理論家たちが活躍してきた領域ですけど、日本だとそもそもフェミニスト映画論が学会業界で認められてこなかったのではレベルで少なく、クィア系は更に少なく、ましてやレズビアン映画(論)に精通している研究者になると冗談抜きで片手で数えられたりしないかしらレベルだと思うので、フェミニズムやクィアの映画論に興味のある方はぜひ。

あと、菅野さんの「クィア論」はわたしは凄く好きだし適切だと思うので、映画を超えてクィア論に興味のある方も、ぜひ。

特に、関西在住ではない学生さんでジェンダーやセクシュアリティの表象や政治を念頭に映画分析をしたいという人は、NHKなので受講料高いですけど、もし可能なら本当に一度受講なさると良いです。

nhk-cul.co.jp/sp/programs/prog

今年は大好きなトキワセイイチさんの『きつねとたぬきといいなずけ』が完結し、そして奥田亜紀子さんの『ぷらせぼくらぶ』に出会った夏でした。そしてトキワセイイチさんの直筆サイン入りキャンバスポストカードに当選し、今日奥田亜紀子さんのリソグラフも届いて、こんなに嬉しいことがあっていいのか……と幸せを噛み締めています。どっちも家宝だ〜!!

多和田葉子の『地球にちりばめられて』にいたく感動して、大急ぎで続編の『星に仄めかされて』とあとがきで池澤夏樹が言及していた『容疑者の夜行列車』とあとまだ読んでいなかった『犬婿入り』を買った。

ちょうど最寄駅に着く頃に読み終わって、あまりに素晴らしすぎて笑顔が止まらず、自転車に跨って有頂天なまま帰った。

ゴッドファーザー2077、もしくはベター・コール・ソウル2077。

でもたとえば、いま読んでる多和田葉子の『地球にちりばめられて』に出てくるSusanooはまさしく自分の人生に全く興味が湧かずに日本からドイツ、そして南フランスへと旅していたように思う。そうか、それで俺は昨日の深夜に突然『ブエノスアイレス』を買ったのだ。きっとそうだ。

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「自分の人生には全く興味がわかない」、不思議な言葉だなと思って朝から頭の上にふわりと浮いたままだ。自分は全然違うなと思いながら、ちょっとわかる気もして、ただ世界を眺めているだけでいいみたいな。でも量子力学じゃないけど、観測することがすでに世界に干渉することだとも思う。

HAL さんがブースト

IGN Japanの今井さんってもう編集部からは抜けててゲームパブリッシャーの仕事のほうに専念してるのね。しかし「日本にはもう同性愛みたいなゲームいっぱいあってマイノリティにはけっこう光が当たってるのでは」みたいな質問を堂々として堂々と載せてるの、ゲームキャストのゲームシーン観がかなりわかりやすいですね(嫌~ッ)。
gamecast-blog.com/archives/660

小川洋子書き下ろし原作で山村浩二監督の初VRアニメーション作品、あまりにも観たい。『耳に棲むもの』というタイトルがもう怖いし。日本で観れるといいな。prtimes.jp/main/html/rd/p/0000

HAL さんがブースト

議員どころか人間失格レベルの言動を繰り返してきた人に対して、判決という公的なお墨付きが出てようやく厳しい批判をする(お墨付きがないと批判しない)のもいかがなもんですかね。
そして、ご多分に漏れずこの記事にも「慰安婦」問題のことは一文字も書かれていない。実績も知名度もない杉田水脈が右派で重用されることになった一番のきっかけは「慰安婦」問題にかかわる歴史修正だし、「慰安婦」問題研究をめぐる誹謗中傷ツイートでも敗訴している。

(社説)杉田水脈氏 もう議員の資格はない
asahi.com/articles/DA3S1574894

この感覚、あれだ、ディズニー・プラスで『アンドー』を毎週観ていた時に感じていたのに近いな(もちろんはるか昔はウィッチャー3でこんな話をこんなクオリティで……!と思っていた)。細部まで緻密に世界観を作り上げてやる「日常の物語」の豊かさってほんと心が満たされる。生きている世界が主人公。

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