あと譜面見てて思うのは、漣健児ってよくアウフタクトを切っちゃうんだよね。残ってても、文の意味の切れ目が原詞と訳詞で違うんだよ。原詞だとアウフタクトで次の小節のつながる一音が、訳詞だと(意味上で)その小節の終わりの一音になってたりする。音源を聴き込んで比較しないとなんともいえないけど、「英語の曲が日本語にすんなりのっている」ように聴こえるのって、こういうアウフタクトの扱いにあるのではなかろうか。小泉文夫は「日本の音楽にアウフタクトはない」と言った(さらには日本に四拍子はないとも言った)わけだが、だとすると漣健児のこのアウフタクトの扱いはきわめて「日本敵」といえなくもない。
🙅♂日本敵
🙆♂日本的