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うーん。CLAMP作品批評同人誌、総論的なところを書いているけど何か上手くいかないな。

石川智晶「落涙」を聴くたび、この歌を超える「戦国もの」のテーマソングってあるのかな、みたいな気持ちになる。

石川智晶の歌詞、何かこう、一つの到達点だなって思うものが多いんだよねえ。「落涙」とか「逆光」とかがまあそうだけど、「TW」とか「The Giving Tree」とかも。

CLAMP作品とかもそうだけど、人間がなかなかそこから脱出できない類の価値観というか、生存本能にと社会常識に二重に紐づいた感覚みたいなものをひっくり返してくる感じがする。

本当に星史郎と昴流の関係とか、本当に本当に遠いところまで行っている。

『神学校 Noli me tangere』とかは結構好きなゲームだったんだけど、しかしあれよりもCLAMPの方が全然遠くへ行っているなあと思うんだよねえ。

CLAMP作品、基本的に『聖伝』の変奏曲がずっと流れている感じある。変奏から元の演奏を復元できないか、前回のバージョンから次の変奏バージョンを想像できないか、という形で『聖伝』と『ツバサ』から『X』のラストに迫れたら良いのだけど。

「小鳥と封真(の人格/のいる世界)のために死ぬ」が神威の望みなのかなあ。神威のその望みに感応するから地の龍の神威は彼を殺そうとするのだろうか。

だとしたら、もしかして神威が地の龍を選んだら小鳥は死なずに済んだ?←作中表現と矛盾する気がする。後で確認。記憶では丁が「どちらを選んでも小鳥は死んだ」というようなことを神威に告げていたが、彼女の言うことは信用できない場合があるので。

この論理を進めていくと、「小鳥と封真のために死にたい」と神威が思った場合に、悲しむ相手というのは小鳥もしくは封真自身なんだよね。で、地の龍の神威と共にあの身体には封真の人格がまだ存在しているぽい訳だけど、何か分からんがつまり、天の龍の神威が死んだ後、天の龍の神威の身体が地の龍の神威のものになって、封真が封真の身体になるのか……な……?(???)

天の龍の神威が死に、かつ「あいつだけは俺が殺る」が成立するためにはそうなる他ないのではない?と思ってしまうが……???

いやでも分からんな……。「あいつ」は別に『神威』の人格でも封真の人格でもない可能性もあるし(例えば裏丁の可能性とかもあるよね)。

えーん分からん!

いや、でも天の龍の神威を殺すのが、神威にとって一番幸せだと思った、とか言ってるから違うか。彼を食べたいの方がまだあり得る?
(そういや、血を舐めたり涙を舐めたりしてるし、心臓を食ってやろうかって言ってるな……)

いやでもその場合封真はどうなるんだ……?

神威が自分の真の願いに気づけば、地の龍の神威は天の龍の神威に感応する存在なので天の龍の神威の願いを優先的に叶えるけれど、彼が真の願いを自覚できなければ「願いが不完全な人」として地の龍の神威の願いが優先されるって感じなのかな〜。天の龍の神威の願いが十全であれば封真が戻ってくるし、不完全であれば封真は消える、みたいな感じ……?

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今思ったけど、帝釈天と阿修羅王の繰り返し的な部分があるんだとしたら、地の龍の神威は、天の龍の神威の中で生きたい、二人で一つの完全なる神威として生きたい、みたいなことを望んでいるのかなあ。自分を喰らって天地や善悪を二つながらに備えた神威になれ的なこと言って、天の龍の神威に自分を食わせたりするのかな〜……。そう考えると17巻の「俺も同じようなことをするかもな」という言葉の筋も通る(もしそうなら連載が中止になってしまった理由も理解できるし)。

いやでもそうすると「〜のために死ぬ」に接近してるくない?うーん???

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うん、神威の望みは「小鳥を見殺しにした自分を封真に裁いてもらう=殺してもらうこと」なのかなって気がするな。

彼が封真を取り戻したいと強く願うのは、封真を失いたくないからというだけじゃなくて、封真だけが自分の過ちを裁けるから、みたいなのもあるのかも、と。

で、地の龍の神威の望みは……とにかく「〜のために死ぬ」ではないんだよな。「それ以外」と彼は言っているし。

地の龍の神威の中でまだ封真が生きていて、二人は共存していたりするのかなあ……。うーんうーん。地の龍の神威は最初から封真でした、みたいなパターンもあり得る?全部演技みたいな……。いやそれはちょっと流石に良く分からないか……。

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『X』、今ざっと読み返して思ったんだけど、神威が気付いていない自分の本当の望みって、「封真を取り戻して封真が『自分が小鳥を殺した』と認識したら、神威が『いや、俺が殺した』って言って封真の恨みを買い、封真に殺してもらうこと」なのかなあ。

で、地の龍の神威は(自分は消えて)「封真と神威が共に生きること」を望んでいるのかなあ……いや分からないんだけど……。特に後者は自信がないんだけど……。

星史郎、マジで社会的動物としての人間の神経が色々通ってないんだなって書きながら感じる。北都ちゃんの言葉の中で彼に沁み通ったのは、「人を愛しちゃいけない人はいない」だけなのかもしれないな。そこが悲しい。

そして星ちゃんの存在をCLAMPがどう描いているかを見ていると、CLAMPは作品の中において「人を殺しちゃダメ」という倫理は採用していないのかもなあということを思わされる。「誰かを殺せば誰かが悲しむ、だから誰も誰かを殺しちゃいけない。ならばどうして忘れてしまうんでしょうね、大切なことを」というのは仮定でしかないから。
むしろ、「誰も誰かを殺してはいけない世界に住んでいる貴方達なのに、何故誰かのために死にたいだなんて思ってしまうのか、それは大切なこと、すなわち『大切な人を庇って貴方が死ねば、貴方はその大切な人を深く傷つけ悲しませることになる』という事実を忘れていて、忘れているからではないか」という意味だよね、あれは多分。

その「忘れ」とは何なんだろうな。愛のために見失うものがあるということ。愛は万能ではない。愛のせいで人は傷つけあう。愛は恐ろしいものでもある。

(書いている間に話が変わってしまったな)

昴流が中野サンプラザで星ちゃんに再会した時にライターを差し出すのは単なる萌える演出だけど(多分)、レインボーブリッジで星史郎が昴流の煙草をぬるっと取り上げるのは単なる萌える演出ではない、と思う。
そして前者は後者を自然に表現するために描かれている可能性はある……。星史郎が昴流の喫煙について知っておく必要があるから入れたというか……。

17巻で地の龍の神威が言っていることからするに、星史郎の昴流への独占欲っていうのは「自分以外の人間が昴流を傷つけるのが嫌」っていう感じなのかな〜と。何で自分は良いんだよって感じだけど……。
割とこの論理は『東京BABYLON』でも有効で、昴流が傷ついてピンチになると星史郎が本気を出すみたいなシーンが結構あるんだよね。

星史郎が自らの中の「好き」に気付く前からこの感情、この独占欲を持っていたのだとすると、彼が咄嗟に勇弥の母から昴流を庇った理由も見えてくるんだな。

ニャンは具体的に弟がいた過去があって、弟ではなく自分が助かった、ということが彼のじくじくした傷になっている部分があるだろうと想像できるので、だからこそ彼はお兄ちゃんなんだよな〜……。

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ニャンとサンクレッド、同じ歳なのに片方はお父さんで片方はお兄ちゃんなのジワるなあ。まあでもニャンはお父さんではないよな。

あと、サンクレッドはもうお兄さんを一通りやっちゃったというのはあるね。

昴流が神威に対して、星史郎が自分をどう見ているかという話をするシーンで「あれは蔑んでいる目だった」って言う辺り、前は(それは勘違いですよ……)と思ったんだけど、今は(多分それも本当なんだよな……)と思う。星ちゃんは昴流が好きだけど、同時に昴流のことを確かに下に見てはいて(昴流が普通のの人間社会に生きて埋没できるような、凡庸な人である、という認識が多分彼にはある)、だからこそ昴流は自分を殺しにくるだろうと決めつけていた訳だよね。

北都が星ちゃんに昴流の特異さを説くシーンがあるけれど、多分彼はあの時点ではそのことについて骨身に沁みて理解していた訳じゃなくて、死ぬ間際にやっと気付くんだよね……。自分が好きになった相手は普通の人じゃない、というより自分と同じ地平まで来てくれる人だったんだ、みたいなことに。

星ちゃん、マジで(人間社会で生きる)人間として良いところなさすぎてな……。あんなキャラクターどうして思いついたのかと思う。

「相手を愛するあまり殺したくなる」みたいなのは結構物語とか詩歌の世界のあるある表現だと思うんだけど、普通そこから「相手を愛するあまり殺されたくなる」には行き着かないというか……。しかも「殺されたくなる」人達が代々桜塚守やってます、みたいなのも何でそんなかっとんだ設定なんだよ!!と言いたくなる。

ブルスコで「耶利はメレーでスカウト」って話をしたから(しょーもな)、ふと思った戴国の皆さんのえふえふじゅーよん的ジョブを書いておこう。

霜元……ナイト
李斎……戦士(腕のことがあるので考えるのが難しいが、イメージだけで言えば)
泰麒……召喚士
正頼……学者
英章……竜騎士かリーパー
花影……白魔?
琅燦……黒魔
耶利……忍者
臥信……ヴァイパーして
驍宗……ガンブレ
友尚……ナイトかガンブレ。DPS向いてなさそう
成行……暗黒騎士
阿選……分からん

戴は深刻なピュアヒーラー不足だろうなと思いながらついでに慶だと
陽子……ナイトか侍
景麒……占星術士
浩瀚……賢者
桓魋……戦士?ガンブレ?
虎嘯……モンク?
夕暉……吟遊詩人か機工士
鈴……白魔
祥瓊……赤魔

って感じかな〜とか。ヲタクのつまらん妄想でした。はいはい。

ニャンの描かれ方は本当に何かもう、ずっとすごい。アルフィノとアリゼーを除くとエスティニアンがぶっちぎりで好きなレギュラーキャラですよ……。

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