本好き31巻の話
フェルディナンドのプラグマティズムって、冷徹とか素っ気なさの根っことして理解していたけれど、どちらかというと動物的というか……いや何ていうのかな……倫理や常識といった固定観念を取り払って力ずくで希望を叶えるための思考、にかなり近いんだな〜……と思った。
猛獣っぽい、とTwitterで連呼したのは、そこら辺ですね。手段を選ばない、という言い方もできるけれど、どちらかというとなりふり構わない、がかなり近いなと思う。
ロゼマちゃんが飛んだ先の過去の貴族院のフェルディナンドってきっと手負いの獣みたいなんだろうな、と多くの人が思っていると想像するのだけれど、そういう野生動物感、手懐けられてない感、って何処から来るのかなとか思った時、結構彼のプラグマティズムと手懐けられてない感は近しいものとしてあるよな……なんて思いました。
本好き31巻の話
Twitterで、フェルディナンドはアプリヴォワゼされていないんだな、という知見を得ました。
本好き31巻の話
Il n'est pas apprivoisé par la civilisation.
彼は文明に飼い慣らされていない。
だし、『星の王子さま』のキツネを思い出したよね。
"Mais, si tu m’apprivoises, nous aurons besoin l’un de l’autre. Tu seras pour moi unique au monde. Je serai pour toi unique au monde..."
Antoine de Saint-Exupéry, «Le Petit Prince»
も頭をよぎった。