ぬいペニショックという言葉が数年前にTwitterでバズって、案の定噴き上がっていた。身近にこういうことがよくある自分としては、最近でも頭を悩ませる切実な問題だったりする。
これは「ぬいぐるみペニスショック現象」という概念で、正式名称ではなく、おそらく最初の発言者による命名でもなく、ミームと化すまでの間に男性側から造語されたのだと思う。
仲の良い男性と思っていたが、ある日突然好意を向けられることに対して嫌悪感を抱くことで、この嫌悪感は「かわいがっていたぬいぐるみに突然ペニスが生えてくるようなもの」と説明される。
これは女性側からは共感するツイートが多く見られたものの、案の定アンフェ界隈が噴き上がっていた。いわく、「男をぬいぐるみ扱いして人間扱いしていない」とか、「なんでもペニスに繋げてる女性様」とかであった。
もちろん、ミサンドリーを拗らせた界隈の人に取り上げられることが多いし、男性の性器予呼びはミサンドリーや反出生主義の女性に多いが、これはかなり正鵠を射る表現だと今でも思う
なぜペニスが生えてきて向かってくるのを女性が恐怖と感じるかを、男性が理解できてないことも大きいと思う。
ペニスは当然、男性そのものなんだよね。長く先の尖ったものというのは男性器の象徴で、暴力の象徴でもある。女性は男性器に刺されるわけだからね。
自然界ではメスがオスを選ぶのに、人間は男性が女性を性的に屈服させることができるから、というのがあって、たぶん女性は本能的に男性器を恐ろしいものと認識してると思う。
余談だが近年、シャチだかイルカだかも数頭のオスがメスを囲んでレイプすることが分かってきたとなにかの記事で読んだ。レイプは知能の高い動物ならではの行為なのだろう。
閑話休題。
だからぬいぐるみにペニスが生えてくるのはとても怖くて気持ち悪い現象である、というのは女性には本能的なものである、というのを踏まえて見てほしい。
恋愛対象として見ていなかった男性に恋愛色が見えると、それは女性にとっては自分が犯される恐怖につながる、というわけですね。
これは「ただしイケメンに限る」ではなく、女性はほとんどの男性に対して恐怖を抱いていると認識してもらってよいと思う
その恐怖を克服できるのが「害のない男性」のように感じる会話のコミュニケーションだったりするんですよね。この人は自分に害を与えない男性であり、友人として付き合えるだろうと認識できた男性と、ようやく会話したり食事に行ったりできるわけです。
だから急に色気を出されてその関係性が壊れるというのはよくある話で「おともだちでいましょう」と女性がよくお断りの際に言うのは当然なんですね。
男性は女性とは友だちになるつもりはないから、なんだそりゃと思ってしまう。ここで男女の感覚の断絶が起きてる、とはっきり分かりますね