対して小説の方はというと、先輩が結果的に四畳半の自室に引き篭もるのは一緒なんだけれど、一度福猫飯店に所属して、小津との縁を結んだ状態で。最初から孤独だった訳ではなく、無駄ばかりだと唾を吐いた日々を経験してきた前提があるのよね。
その上で、二ヶ月間数多の四畳半を渡り歩き、完全なる孤独を経験し、自分が過ごした小津や明石さんとの日々を改めて捉え直して「ああ、結局私はあれが楽しかったんだ」と納得がいって。そして結局自分はどういった形でも同じ人生を送るんだと気づいて良い意味で諦めがついたことで腑に落ちたって感じだから、彼の中で滅茶苦茶感動的って訳ではなかったんだと思う。きっと。
だからこそ、四畳半の平行世界を抜けた先で、数多の自分が大学での二年を共に過ごした悪友が目の前に現れた際の腹からの「小津ーーーー！！！！！」って叫びが涙を誘ったんだよな。あんまりにも愛おしくて涙を流した。今も思い返してほろほろ涙をこぼしてる
四畳半神話大系のアニメ版も完走したのだけれど、小説と比較して無限並行四畳半世界を経た先輩の感情が激しく揺さぶられていて、また違った良さを得られたな。
小説とアニメとで無限並行四畳半世界に迷い込んだ際の前提条件がやや異なっているのがその理由かな。アニメの方の先輩は、最終的にサークルなぞに薔薇色のキャンパスライフは待っていない、だからこそこの大学生活は四畳半に引き篭もると決めて、本来必ず交わるはずだった小津や明石さんとすらも関わりを持たず、たった一人きりで二年の時を過ごしていて。その孤独があったからこそ、数多の並行世界の自分が過ごした無駄ばかりだけれど楽しかったキャンパスライフや、周囲の人々の存在がどうしようもなく愛おしくて、恋しくなったんだと思う。
あと、有頂天家族とペンギンハイウェイもおすすめしてもらったから、其方も手をつけていきたいな
とはいえ有り難いことに、直近フォロワー2名が新訳走れメロス、美女と竹林、四畳半タイムマシンブルースをプレゼントしてくれるとのことで、其方も読み進めないとな〜！楽しみが過ぎる
四畳半神話大系二周目に突入すべきだろ
医療が更なる進化を遂げて、痛みと恐怖を伴わずして治療が完了する未来を望んで止まない
出産の時の妊婦さんみたいに、隣で伴侶に手を握っててもらうこととかできないものか。体内から小さな物を引き摺り出すという意味では歯を抜くのも一緒だよ
Twitterの方でフォロワーの親不知との戦い日記読んだせいで、関節的にしか関与できない私も怯えてる。無事に帰ってきてほしい
ぐええ良すぎる。出会えてよかった。森見登美彦に出会うきっかけを作ってくれてありがとう、今の男とアパホテル
四畳半神話大系で一番響いたの、やっぱり代理代理戦争時の樋口さんの言葉だったんだよな……
四畳半神話大系、先輩のパラレルワールドを垣間見ていくお話なのだけれど、二章で樋口さんが「自分は自分以外の何者にもなれない」と語るように、他のパラレル物小説でありがちな劇的な変化や転機があるわけでもなく、ただただ違う選択肢を選んだ同じような先輩を描いてるのも面白かった。
先輩を取り囲む人々、無駄ばかりでくだらなくも楽しい日々、蛾と共にやってくる好機、全てが同じで、その中で「まあこんな人生でも大目に見てやるか」と諦めのような納得を得られた最後が大変良かったんだな
森見登美彦、一つの地続きの物語を構成するのが上手くないか！？怖い
うーーーーーーーーーーーーーーーー
星の数程もある己が平行世界を連ねた四畳半の旅路を進める最中、先輩はようやく散々貶し倒し、理想に漕ぎ着けられなかった責任を押しつけ続けた小津を唯一の悪友だったと認めるし、数多の自分が棒に振ったと嘆く、無意味な生活が楽しかったと気づいてようやく諦めがつくんだね
森見登美彦……天才なのかな……
四畳半神話大系良かった……大変良かった……あまりの良さに、電車の中だというのにこっそり感涙に咽んでしまった……
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
森見登美彦〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
絵を描いて喋る
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