前々々職の実用版元で書店営業をやらされていたとき、定年後再雇用でベテランのSさんについて店舗を回っていた。とてもパワフルな女性で、書道の師範であること、書道の関係で今から何十年も前に中央アジアを旅して、砂漠でラクダに乗ったことなどを営業の合間に聞いた。
延長した5年を勤め上げてSさんが退職したあと、部長と同行の際に「Sさんとは何を話していたの」と訊かれて、ラクダに乗ったことなどです、と答えたら、部長は「初めて聞いた」と驚いた。最初は部下として、後には上司としてSさんと数十年いっしょに働いていたはずの部長こそ、これまで何を話していたのだろう、と思った。

前々職のITベンチャーでは監査法人の人と飲む機会があり、小柄で穏やかそうなその人は趣味は登山です、と自己紹介した。
どんな山に登ったのですか、と訊かれた彼は「アコンカグア」と答えた。まさか南米大陸最高峰の名前が出るとは思わず、私はたいへんびっくりしたし、詳しく話を聞きたかったのだが、弊社(当時)の社長の下ネタにかき消されてしまった。惜しかった、アコンカグアに登頂した話を聞きたかった、と今でも思う。

「AFAB(assigned female at birth)のノンバイナリー=ショートヘア」と決めつけたいわけではなくて…私はズボラだし髪質的にもショートは向かないと言われ続けてきたけど、でも逆に男性ならズボラだろうが向かない髪質だろうがとりあえずはショートヘアにされてるよな…?なんで私だとNG出されるんだ…?ということに気づいてしまい、そのへん汲んでもらえるヘアサロンとかないのかな、と思ったのだった。
むしろ床屋へ行けってこと?

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ショートヘアや刈り上げにすごく憧れがあるのだが、私自身の雰囲気のせいか美容院に行くとどうにもフェミニンな長めのボブに仕上げられがちで(私が「楽な髪型にしてほしい」とオーダーするせいももちろんある)、いやでも生きてるうちに一回ぐらい思いきったショートにしたいだろ…と思いたって「ノンバイナリー ヘアサロン」で検索かけてみたものの、あんまり出てこなかった…
いや21世紀の東京やぞ?あるやろノンバイナリー向けのサロンくらい!あれよ!!みたいな気持ち…LGBTフレンドリーなサロンは出てきた。

思えばめちゃめちゃヴィジュアル系バンドのオタクで振りきったカラーにしたい!!!!と思っていた大学生のころも、美容師さんに強く反対されて無難な色やスタイルにしかしてもらえなかった思い出…
簡易パーソナルカラー的な診断の結果などをみても「無難にしとけ」という感じではあった。いま洋服も地味カラーのファストファッションしか着てないしね…

自分がやりたい髪型や服装と、第三者に「これが似合う」と提示されるそれの乖離を感じると、私ってそんなに「無難でフェミニン」ですかね…?という落ち込みが発生してしまう。
いや「無難でフェミニン」がダメとかではないんだけど、私自身の自己イメージがあんまりそうじゃないので。

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