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国立西洋美術館「美術館の悪ものたち」の最終日に滑り込んできた。常設展の一室を使った特集展示で、それほど規模は大きくなかったけどたいへん面白かった。デューラーがたくさんあって嬉しかった。
魔女であったり、誘惑者であったり、あるいは悪徳や愚かさや罪の象徴であったり、とにかく「女」が描かれているなあ、とあらためて感じた。「ポルノクラテスあるいは豚を連れた女」とか、絵画としては好きだけど、「女」をとらえる画家の目線はけっこうひどいと思った。

国立西洋美術館にはあまり行く機会がなく、大人になってからは初めてくらいかも…?という感じだったのだが、常設展の充実ぶりにびっくてしまった。すごい絵がいっぱいあった。写本も宗教画もモネの「睡蓮」もピカソもジョアン・ミロもロダンも観られて大満足だった。
nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023

あと、コレクション・イン・フォーカスというテーマに沿った小さなコーナー展示がいくつか組まれていて、修復についてとか、視覚障害者向けの触って鑑賞する試みとかの解説があって興味深かった。女性画家にスポットをあてたりとか。

そのコーナー展示のひとつでエルンストの「石化した森」に出会えたのはほんとうにびっくりした!子どものころに本で見て印象的で覚えていたんだけど、ここに所蔵されていたのか…すごくうれしかった。

あとまったく知らずに行ったんですが、川崎重工(オフィシャルパートナーらしい)の提供で常設展を無料で観られる日でした。

また今度じっくり観に来たいな〜。10月から始まるキュビスム展は観たいと思ってるので、そのときまた常設展もがっつり観たい。

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