なんだってー!と驚くことばかりですよ室町時代
「「自害の歴史」といわれれば、誰しもが思い浮かべるように、これまで日本の前近代における自害については、その形態の特異さから「切腹」についての分析ばかりが多く積み重ねられてきた。それらのなかには対象のグロテスクさとは裏腹に、日本人の死生観にまで議論を拡げ、「日本人論」としての深い洞察がなされたものも少なくない。しかし……以下に掲げる事例からも明らかなように、一方で近世前期までの切腹や自害には究極の復讐手段としての意味がつよくともなっていた。」
(清水克行『室町社会の騒擾と秩序』講談社学術文庫、2022年)
@hayakawa2600 問題は自分が死んじゃうことのような気がします。ま、本人的にはそれでも良いんだろうけど。
@hayakawa2600 究極の受動攻撃。そういう人は自殺までいかないにしても、日本人にとっても多いと思います。海外のことは知らないけど。SMの世界。
「一、自害の事、題目を申をき死に候はば、遺言の敵、成敗を加ふべきなり。意趣を申置かずぱ、是非にをよぶべからず。ただし時宜によるべき也。〔『塵芥集』第三四条〕
ここではまず主文で、自害をした者が「題目」(その自害の理由)を書き残したならば、その「遺言の敵」には「成敗」を加える、という原則が示されている」
(上掲書、51頁)
すげえなあ……
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