坂東玉三郎に10年ぶりに富姫を演じる気にさせた市川團子がすげえよ、足向けて寝られないぜ〜染五郎くんの光源氏と玉様の六条御息所も良かったな、今年は面白い歌舞伎を当社比でたくさん見られた

玉様の富姫が見られるのこれが最後かもしれないから見られてしあわせだったな〜

團子くんの図書之助のあのあふれる苦悩と哀しみの圧倒的な透明感、見ていて既視感を覚えたんだけどEndless SHOCKのライバル役初演時の佐藤勝利だよ、身を切られるような苦悩や憎しみに似た哀しみに血の濁った色が混じらない無色透明なところ

玉様から七之助さんへの役の継承、実際に生で両方の演技をそれぞれ見比べられたのが伽羅仙台萩の乳人政岡と天守物語の富姫だけなんだけど、玉様と七之助さんっていい意味で全然違って面白いな〜玉様は柔和さ柔軟さがあり緊張感の種類は張りつめた糸みたいで七之助さんは金属や鉱物のような硬質さがある

去年の富姫ってすごい攻め様だったけど今年の富姫って姫将軍だったよね

どうしても去年の天守物語と比較しちゃうけど、去年はどちらかというとスタンダードだったんだろうな、玉様から七之助への富姫という大役の継承があったし。単純に演出面でいうと今年の演出すごく好きだった〜!去年の天守物語の記憶がまだ新鮮だから演者の違いによる楽しさも増し増しだった

天守物語の冒頭、シンセサイザーの幻想的な音楽と真っ暗闇からの緞帳を使った月の演出すっごかった〜!客席が一気に静まり返ってじっと耳を澄ませて気配を感じようとするあの感じ、遠くからわらべうたが聞こえてきて緞帳が上がっていって、人あらざる者たちの統べる世界へ一瞬にして引き込まれた

十二月大歌舞伎『舞鶴雪月花』『天守物語』観劇!人外主人公もの2作品どちらも面白かった!期待してた天守物語は去年と演出がガラッと変わってて冒頭からグイグイ世界観に引き込まれたし、團子くんの図書之助すごく良かった!玉様の富姫と七之助さんの亀姫のやりとり最高すぎて脳みそ溶けるかと思った

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