少しテクニカルな話をすると、おそらく小池百合子はある程度練習をしてきたであろう、しかしその練習は傾斜のあるマウンドではなく平地で行われていたはずで、その感覚で踏み出してしまうと、本番ゆえの気持ちの高ぶりもあいまってふだんより強めに踏み出してしまうので、踏み出した足が前方に滑り、しかし軸足となっている後ろ足はスムーズに前に移動できず、つまり脳と身体にとって意図しない無理のある開脚状態が生じることで筋肉そして骨が引っ張られ、剥離骨折が生じる、という流れになります。なお、剥離骨折の際は骨のまわりについている筋肉も損傷することがほとんどです。