あるいは、ヘイト本置いてる批判をうけて真摯な対応をする、そのこと自体がヘイターを引き寄せることにもなるわけで、その結果ヘイターがお店にやってくるなんてことになったら......ということも考えたい。もし、マイノリティ当事者であることを隠して働いている書店員がいるとしたら、ヘイト本をどうにかする権限も持てず、そのうえヘイターが目の前に現れる危険性まで生じる、最悪の状況がやってくる。なんでもかんでも公開の場で声をあげることが「常に」「よいこと」ではない。これはSNSの功罪を考えるうえで大事な点だと思う。