ネトウヨ/レイシストだからといって排除が許される環境においては、仮にそのネトウヨ/レイシスト属性を持つ者が別の観点ではマイノリティ性を持っている場合、たとえばセクシュアルマイノリティだとか障害者であるとかいう場合、そのマイノリティ性への配慮も不要と判断されることになる。なぜならネトウヨ/レイシストは排除されてしかるべきで、つまりそんな極悪非道な奴は地獄に落ちて当然だからである、そういう理論で反差別反ヘイトが実践されているからだ。
しかしそれは反差別反ヘイトではなく、単に反ネトウヨ反レイシストの実践でしかない。反差別反ヘイトであるならば、あくまでもその行為(=ネトウヨ/レイシスト的差別)に対してのみ批判をすべきで、その行為主丸ごと存在を否定すべきではない。