入管法もマイナンバーもなにもかも、ちょっとでも理屈を考えれば自分たちの利にならないものなのだから、ほんの少しでも自分事として捉えられるようになるだけでいい。しかしこの世のほとんどはマジョリティ=気にせずに済む者なので、当然自分事として捉えられる事象もほとんどないし、マイナンバー制度などの「明らかに自分に害がある」ものですら「関係ない(もしくは自分に変えられるものなどない)」と思っているのだから、なおさら道のりは果てしない。
ゆえにいつだって課題は「自分事として捉えられるようになるか」であり、同時に「自分には影響力があると自信を持ってもらう」ことになる。むしろ後者にこそ力点を置きたいかもしれない。
結局、自分事として捉えたところで「でもなにか変えられるわけではないしな」ってなったら意味ないし、むしろ「政治や社会に文句言うより自分のできることで云々」というていねいなくらし方面に行ってしまう可能性もあるので、やはりまずは「自分は無力ではない」ということを根付かせる必要があるのだと思う。