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100年も生きたくない。
スイスにいたときに会った97歳のひとは「もうそろそろだから全部整理しておきたいの」と洋服やその他の持ち物をほとんど処分した。葬式をどうしてほしいかまで手配し、何を着せてほしいかも娘に頼み、その日を静かに待ち続けている。動けなくなってしまったし、痛みもひどいらしい。悲しいね。
もうひとりの高齢女性は85歳で癌に罹った。安楽死(スイスではEXITと言う)を選び、家族に囲まれて薬を注射され、ものの10秒もたたぬうちに生の証が消えたという。

どちらも高齢になるのはそれほど楽しいことではないと証明してくれたわけだけれど、最後の時をどうしたいのかわたしにはまだわからない。スイスでは自分で死を選ぶことができるし、オーストラリアでも直に許可される見込み。

積極的安楽死はスイスでも慎重におこなわれています。認知症になった場合に安楽死を選びたいひとのために保険もあります。40代の友だちがそれに加入しました。認知症だけではなく何らかの事故で自分が全く意志表示ができなくなった時のためだそうです。毎月払うわけで決して安くはありませんが。

オーストラリアで安楽死が認可されたら、こうした保険も出てくるでしょうね。問題はわたしの認知症😅 とこの保険のどちらがはやく来るかですけどね〜。

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