今から15年ほど前当時の在パース・アメリカ総領事の娘が、わたしの働いていた私立女子校に通うことになり、登校には黒塗り窓ベタ塗りの3台の車で来るので驚いたことがある。つまり、どれに乗っているのかわからなくしていたらしい。

そのアメリカ総領事が朝礼でスピーチをすることになったときにはもっと驚いた。校庭や廊下の至るところに黒スーツ黒メガネで耳からコイルを出している(つまりイヤホンだな)男性たちが山程いて、うわーシークレットサービスだー、映画みたいだーと興奮した。(続く→)

→ところがその次に来た新しいアメリカ総領事の妻。ずっとアメリカで英文学の教師をしていたとかで、今度はその私立女子校で働き始めた。それもフルタイム。もっと驚いたのは彼女が車を使わずバスで通勤していたこと。

よく職員室でおしゃべりもしたが、わたしは一度偶然彼女をバス停で見て「送っていくよ」と乗せたことがある。総領事邸に着いたら、ものすごい警備員の数でビックリした。それにIDも見せろって言われたし。わー。

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@yuril ギャップが凄いですよね。当時総領事の話はどちらも長いこと話題になっていました。でも英文学教師の総領事妻の場合、シークレットサービスをつけないというのは彼女の責任でOKが出たのかなあと今でも疑問です。

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