フォロー

以前から言われ続けていることだが、日本の人口がこれからどんどん減りつづけるというのはほとんど確定している未来だ。四半世紀後の2050年ごろには約20%減って1億人を割ると予測されているが、正直もっとハイペースで減っていくのではないかと思う。不況や高齢化や地域格差の問題もあるから、拍車をかけて街は寂れていく。

とくに地方は顕著で、いま自分が住んでいるところは30%減ぐらいになると予想されている。それは友人や仲間が、店のお客さんが、同じ街で生活する人たちが、10人から7人に減ってしまうということで、現状の肌感覚からも当然このままの生活水準を維持するのは難しいだろうと思う。

www3.nhk.or.jp/news/html/20240

この分析では若年女性が減ることで出生率が低下して、人口が急減しやがて自治体が消滅すると指摘されていて、その数値や確率は事実なのだがそれはあくまで結果の話だ。なぜ若い女性が減ってしまうのか、どうして子供が産まれにくいのかを、当事者や現場の目線で考えてみれば、人権意識の欠如と社会構造の歪さが要因なのは明らかだ。

そもそも自治体も国も、我々の生活を底支えするために存在するはず。弱い立場に置かれた者を切り捨てる今の政治や経済を変えていかなければ、地方から消滅していくのも当然なのだ。どんな土地であろうと、そこで人々が生きてきたという現実はかけがえのないもの、その前提に立った議論が進むことを望んでいる。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。