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英語史を勉強するとおもしろい。

超ざっくり言うと、元々ドイツの一方言だった英語はドイツ語の面倒くさい格変化を捨てた(格変化のなごりは所有格の’sや代名詞のhe-his-himなど)。格変化で示していた文法関係は語順と前置詞で表すことにした。

11世紀にイギリスがノルマン人に支配されていた時代、イギリスでは公の場から英語が追放された。その結果、フランス語の語彙が英語に大量に流入した。たとえば「牛肉」をbullやoxではなくbeefというようになったが、これはフランス語のbœufが英語式になまったもの。

中英語期に大母音推移という現象が起きて母音の発音がつづりから大きく乖離した。たとえば、Aを「ア」ではなく「エイ」と読むのは多分英語だけ。ごく短い期間に発音がこれほど大きく変化した理由は現在でも不明。

昔、大学で教わったことを思い出しながら書いたので、あまり正確でないかも。

理屈として、格変化を語順と前置詞で表すようになったと言われると、文法が単純化して使いやすくなる方向へ変化したんだなぁと納得しちゃいそうになるのですが、誰かが号令を出して文法を変えるわけではないはずなので、過渡期はどうなってたんだろうとか想像すると不思議な気分になります。

何にせよ、言語の歴史も、おもしろいですね!

大昔の話なので詳しいことはわからないのですが、おもしろいですよね。

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