ヌスビトハギ
と
アレチヌスビトハギ
ヌスビトハギ属の植物のアレロパシーはストライガというイネ科への寄生植物の発育を抑制する効果があって、アフリカの農業で問題になっているストライガ防除に活用されているのだ…
と、つい最近読み始めた本で知った。
イネ科の作物(トウモロコシやソルガム)と混植することで寄生植物の生育を抑えるばかりでなく、土壌環境の維持にも役立って、更にはヌスビトハギ属の出す化学成分(揮発性)がトウモロコシの捕食害虫を引きつけ、蛾に対して「ここはもうやられているよ」という信号を送ることで産卵蛾の追い出し効果もあるとか。
地面の上でも下でも大活躍なのだな。
#マストドン写真部
#photography
[ Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum ]
[ Desmodium paniculatum ]
ストライガというのは日本には入ってきていない(勿論持ち込みも禁止である)けれども、農業被害の凄まじさをみて、わぁこれは(ヒトには)とても厄介そうな……と思った
同時に、どんな生き物も、ヒトにとっての益・害で区別されることについて改めていろいろ思ってしまったりする
ただ、そういうことを考えながらも、そういう区別のある中で研究が行われて、植物同士、または植物から昆虫に干渉している世界について知れることもまた、楽しくもある
だから知る・識ることをやめられないんだよなぁ…と、しみじみ思う
QT: https://fedibird.com/@ebicco/113286641046471798 [参照]