ショクダイオオコンニャク
学名:Amorphophallus titanum
京都府立植物園での開花は今回で2度目。
大きさは約2.5m。
8/1の夕方から開花し、今がちょうど満開といった頃合いとのこと。
中央のクリーム色の部分は付属体で、花の本体は苞に囲まれていて見えない位置にある。
雌花が先に開花し、雄花が後から開花することで自家受粉しないような仕組みで咲く。
シデムシに受粉してもらうために腐肉臭を放つ。
付属体の中はスポンジ状になっている。
付属体の役割としては、開花時に発熱することで臭いをなるべく広範囲に広げることと、媒介する虫の着地点になること。
近くで嗅いでみた匂いはそこまでキツくはなかったけれど、開花時の滲出液を拭って保管されていたものを嗅がせてもらった。
思わず「オッ……」と声が出るぐらいには、まぁまぁエグかった。
腐肉臭、確かに……という感じ。
おまけの話
1枚目は筑波の個体の花粉と府立植物園の個体の花粉を人工授粉して得た種から育てている株
でも同じ時期に植えたのに筑波のほうが株の育ちが早くて大きいんだそうな(出張で見に行ったときにびっくりしたらしい)
2、3枚目はまだまだ小さい育成中のショクダイオオコンニャク
茎に見えるこの部分は大きな葉柄なのだけど、迷彩柄のような模様の役割はよくわからないらしい
木々に紛れて食べられにくくするためという説もあるけど、そもそも食べても良いことない成分を含んでいるから食べられにくいはずなのに…念の為かな? というお話があった
面白いな