ちゃんと勝負しようと思ってアプライした学会発表を終えた。この学会が自分にとっては大学院生のときのデビュー戦の場所で、見事に大コケした苦い記憶もあったりして、次にやるときはちゃんとしようと思いながら逃げていた学会でもあった。24年ぶりの再チャレンジですね。
先に論文を作って(これが予稿集)、それをBeamerでスライドに落とし込んで(これが当日映写用)、メモを見ると発表練習は自分が満足いくまで6回やっている。こんなに気合いを入れた発表は人生初めてかもしれない。50歳からのチャレンジです。
長い話を25分に収めるというので、24分前後を狙ったが、結果として本番では25:30くらいだった。まあ許していただける範囲だったと思う。完全に自己満足の世界の話で、だから何というわけではないが、やりきったと思える仕事は気持ちがいいですね。学問はそんなんじゃダメですが。気持ちの問題として。
会場からもいくつかご質問をいただいた。頑張ろう。いつまで経ってもひよっこの気持ちが抜けないのは、たぶん他の研究者にも共感されるんじゃないかと思う。定年になっても抜けないだろうなと予測します。そんなもんでしょう、この業界は。