https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000354197 「ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論」を読み終わりました。文章を書くことを生業としている方々が「書けない悩み」にどのように向き合って技術的・精神的に克服しているのかが書かれた本。
最終的には「ちゃんと書かなければ」というモノ書きとしての心理を如何に克服し、「そんなこと気にしないでとにかく書いてしまえ」な境地に行きつくのを目指す方向性にまとまって行くのが面白かったです。
ただこの本のあとがきには「自分が書いたものの結果がどんなものであれ受け入れ、堂々としていよう」とも書かれています。文章を書くことは外に向けてのコミュニケーションなので、コミュニケーションの結果起こった出来事へ勇気を持って踏み出していく心意気を持つことが大切であるということなのでしょう。それが自分にできるかどうかは判りませんが。
何にしろ、「ライティングの哲学」は自分にとって「文章を書く」行為についての見方が変わる本でした。この本を執筆している方々の本も読んでみようかなと思います。