アンドリュー・ヘイ『異人たち』見た。

「また悲劇的な結末か」という意見があってもまったく分からなくないが、時代を経ても今なおクィアの精神疾患/障碍率が高いこと、多くのクィアが生まれた家族から肯定されることなく、死と隣り合わせで生きていることも厳然たる事実であるのがつらいところ。

本作のラスト、アダムがハリーを「見つける」下りは、現実に誰にも知られず生涯を閉じていくであろう、今現在のクィアたちに対する、これまでの時代を生き抜いてきたクィアたちからの抱擁として、わたしは胸に沁みるところがあった。
希死念慮を抱き、一人家で「孤独死」してもおかしくない自分もまた抱きしめられたような気がして。

ちょっと不満だったのは、本作に限らず劇中歌の翻訳はちゃんとしてほしいという部分。
台詞ではなく情景や小道具などで語る作品だと思うので、訳すべきだと思った
youtube.com/watch?si=brcAJ6Dkc

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