大学院ゼミで、渡辺浩先生の『明治革命・性・文明』(東京大学出版会、2021)をじっくり通読した。渡辺先生の議論は大変面白く読めたのだが、一番印象に残った部分として、岩倉使節団の面々の「宗教観」の問題がある(第八章「「教」と陰謀―国体の一起源」)。簡単に言うと、欧米の視察で彼らは「文明国でこんなに宗教が重要視されているとは思わなかった。俺たちなんて、ろくな信心もなく、宗教なんて単なる支配の道具だと思っていたのに」という驚きを表明しているのだ。彼らはそのまま「人心収攬のための新宗教」たる「国家神道(国体論)」を構築していくわけだが、その末裔たる現在の日本も、基本的に宗教をある意味なめきっていて、「タダで選挙活動のボランティアしてくれるなら」などというようなことをするから、つけ込まれて、こういうていたらくになってしまったのだなあ、と得心した。やはり歴史は断絶していない。にしても、「親分」が殺されたって言うのに、本当に動きが鈍かったですよね、元首相の取り巻きの皆さん。他人事ながら「何やってんの」と思っていました。
20年間くらいダラダラとKpopの上澄みを聴き続けてきて、ここ数年間は、完成度の高さ、質の高さとは何だろうな?と考えている。あとそれと引き換えにしているものについても。
数年前、とあるKpopプロデューサーがインタビューで語っていたのは、Kpopは洋楽をそのままの形でリクリエイトしており、それが本国市場でも受け入れられるが、日本はそうではない。良くも悪くも全て日本風に変換しなければ市場に受け入れられない、というような事だった。まぁだから昔からSMは日本市場向けにアイドルにわざわざ日本語を習わせ、邦楽寄りの曲を日本語で歌わせていた訳ですが。私は当時からそれが物凄く嫌だったし、正直いらね〜と思っていたんですよね。質が落ちるから。あの質というのはスタイル、型の事なのではないかなと最近は思いますね。
賃金は財務諸表とCFO,CEOに依存している。下の者がいくらスキルを磨こうが賃金にはあまり関係がないように思いますね。これは私個人の肌感覚による意見ですが。
耽美な文体は序盤のみだったが、田舎の因習ミステリー?の不気味さは最後まで継続。京極夏彦などは遠い昔に読んだきりで不気味系への免疫が低下していたところに不意打ちをくらうの巻。
読んでいて思い出したのは「神社と寺の区別がつかない」という同僚の発言。本人は恐らく“行く機会もほぼないし興味もないからふたつを判別できていない”の意で言っていたのだと思うが、
私はその時、そりゃ神仏習合していた歴史の方が長いのだから混同して当たり前だよな…ととっさに思ったのだった。日本では人間が仏になったり神になったりするのはこの宗教観に由来するのかもね。節操ないな。この節操なしな点は作中でも事細かに指摘されていてつい笑ってしまった。
『中空構造日本の深層』河合隼雄も想起したのでこちらも読み返してみるつもり。
サバサバ自認の人がアッサリしていたことなど私の経験上は一度もないな!糸ひいてるぜ。
SMの曲は質がとても高く、LDNNoise、Raidenが作曲した曲も好きだが、この人が作曲した曲は特にいいと思う。
このインタビューは初めて観た。メモ。
10:25あたりでチェンとギョンス、ベクのボーカルについて語っている。「チェンのハイノートは期待を遥かに越えてくる。ギョンスのrunは異次元。別の惑星から来たみたいだ。ベッキョンはオールラウンダー。」というような事を仰っている。
ギョンスのrunはあちこちで言われている通り速い&ピッチが正確。さらに普通に歌っていても一音一音がはじめからそうであるかのようにPocketに吸い込まれていく。R&Bではない曲を歌ってもそうなっているのと、ダンスで裏拍を取っているのを見るとたまに笑ってしまうが。それだけ体にR&Bが染み込んでいる、曲をそう聴いている、という事なのだろう。
『Tempo』についても語っていて、“tricky one”だと仰っている。
アカペラパートはボヘミアンラプソディみたいな感じという事務所側からのリクエストで音を足していったそう。ほ〜ん。
後半はまた明日以降観る。なかなかのボリューム。
https://youtu.be/f6Uoke67N5c
とりあえず依存先は分散させるのがよろしいかと思い、今はそうしている。投資と同じく。
確かに精神参ってる状態でコンテンツ摂取と推し活を向精神薬代わりにがんばってしまってる人多いわね ふつうの人は推しがいなくても創作しなくても毎日そこそこ幸福を感じて生活できると知って「あー」ってなった 「あー」としか言いようがなかった
趣味:映画鑑賞、読書、陶芸、旅行
美術系高校・学部卒→デザイナー→経理財務