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あと、スタニスワフ・レム「枯草熱」とトマス・M・ディッシュ「334」とケイト・ウィルヘルム「クルーイストン実験」の詳細なネタバレがあるので注意。

ついでに、当時の週刊〇ストに【サンリオが高値で版権抑えたせいで版権が高騰し、さらに翻訳者さんにも良い待遇の翻訳量支払ってる】という批判があって、版権はともかく、翻訳者さんへの支払いの方は難癖ではないかな…。

「サンリオ出版大全」ちょこちょこ読んでるのだけど、リリカというマンガ雑誌があったとかハーレクインの対抗馬のロマンス小説出してたとか映画事業にも進出してたとか知らなかった…。

もちろん目当てはサンリオSFについてで、ちょうど創刊時は日本のSFの人気が上がり、海外SF翻訳が減少し、さらに、出版されても再録ばかりという状況のなか彗星のごとく現れたのが最新のSFだけでなく世界の文学の潮流も網羅したこのサンリオSFだったと。
二百ほど版権を抑えていて、第一回の発行部数は一作品につき二万部とか、さすがに時代は違うとはいえ驚きの部数…!!!

いまだとこんな部数は「三体」くらいの人気や知名度がないと無理だろうな…。

今回で最後となる翻訳ミステリー大賞第十五回目の大賞に輝いたのは、圧倒的票の差で、「破果」(ク・ビョンモ/小山内園子訳、岩波書店)に決まりました!

honyakumystery.jp/24936

このミステリの外伝「破砕」が6/28に刊行されるので、併せて読みたいですね!

comingbook.honzuki.jp/?detail=

J・G・バラード「ヴァーミリオン・サンズ」まである!!!
倦怠と狂気が合わさった、美しくも退廃的な作品を集めた連作短編集で、バラードの最高傑作!!!

あと入手しにくい「コンクリート・アイランド」もある!!!
事故により高速道路から【コンクリートの島】に落ち閉じ込められた男が最初は脱出しようともがくも誰も助けに来ず元々の住人と奇妙な共同生活を送るうち逃れる方法あっても留まる「砂の女」思い起こすミステリっぽいSFでこちらもオススメ!!!

dl.ndl.go.jp/search/searchResu

9月27日にオリヴィア・ロドリゴが初来日ライブを有明アリーナで一夜限りやるんだけど、この円安にもかかわらず、意外とチケット代安いね。どうしようかな?

nme-jp.com/news/142612/

水俣病がどんな病気か、また、国がどう対応してきたのかがわかりやすく書かれた記事です。
ぜひ読んでみてください。

digital.asahi.com/articles/ASS

旅客さんからのプレゼント記事で、5月10日の8:19まで読めます。

x.com/vc10derness/status/17883

発掘したミュリエル・スパークの感想。 

「邪魔をしないで」
嵐の屋敷。三角関係の愛憎劇の果てに主人たちが起こす惨劇を使用人たちが【邪魔をしない】で逆にお膳立てするアンチミステリ風。惨劇よそに次期当主をめぐる結婚騒動のドタバタのブラックユーモアも楽しい。

「死を忘れるな」
謎の人物から掛かってくる『死を忘れるな』という電話。犯人捜しを軸に、老人たちが見栄の張り合い、意地の張り合いをしながら老いと死を見つめる様をグロテスクかつユーモラスに描いた作品。嫌な気分と同時に黒い笑いがこみ上げてくる作風は中毒になりそう。

「独身者」
現金を着服した霊媒師の裁判を軸に、独身者たちが繰り広げるスラップスティックな日常と捻くれた恋愛模様を描いた作品。霊媒師の身勝手で悪辣な画策や、裏切りによる悪意やらが飛び交い判決を予測できない白熱の裁判場面はミステリそのもの。てんかんの持病のため聖職者をあきらめ筆跡鑑定者となったロナルド、母親と元乳母の家政婦が愛情を張り合っている(ときに老いた二人が力の入らない殴り合いをする)マーチン等、濃いキャラ揃い。裁判の証言から逃れようと叔母とその甥が追いかけっこする場面、コミカルでいちばん笑った。登場人物が書いた詩は難解で翻訳できず、作者に問い合わせてもとりあってくれず、割愛せざるを得なかったと…

大好きな作家のミュリエル・スパークの手に入りにくい作品、とくに短編集「立去れ鳥」はAmazonにも日本の古本屋さんにもないので、これもあるの嬉しい!!!
短編集含み、邦訳されたのはすべて読んでいて、時代的に差別的な表現が散見されるけど、どれもブラックユーモア効いていてすごく面白いからぜひ読んでほしい!!!

dl.ndl.go.jp/search/searchResu

今年新訳で出る予定のトーマス・ベルンハルト「石灰工場」まである!!!
これも傑作なのでぜひ読んでほしい!!!

dl.ndl.go.jp/pid/12587577 [参照]

今日発売のジャズアベの2ndアルバム『8 STEPS』早速聴いた!

川口千里さんのドラムソロから始まる表題曲からかっこよくて期待を最後まで裏切らず、ジャズだけどフュージョン寄りで、1stはキラキラ感強かったけど、クールな感じに仕上がっていて格好良い!!!

今後も楽しみなバンド!!!

amazon.co.jp/dp/B0CWLYXMF4?ref

そういえば、ソノラマも読めるはずだったから、あの「猫の尻尾を借りてきて」も読めるはず…!!!と、検索したけどなかった…。なんでなのか…?

今日一日限定で、久世番子「パレス・メイヂ」が無料で全巻読めますよ!
全七巻だから今日中に読めるはず!
読んでみたかったから嬉しい!

ebookjapan.yahoo.co.jp/content

@bloodymfkr オススメありがとうございます!私も「レベル7」か「魔術はささやく」が初めて読んだ宮部先生の作品だったと思います。面白いですよね!宮部先生のファンなので、近年の作品は読んでいないのもありますが、90年代の作品はすべて読んでいて、ほぼ全部の作品を読んでいます。最近は時代ものが多いので、またこの作品も読み返したいですね!

宮部みゆき先生の最高傑作は「模倣犯」だけど、これは先生御自身が執筆中に消耗したほどの作品なので、メンタルが弱っている時には読んではいけない…。

宮部みゆき先生でオススメするなら、気楽に読むなら短編集、近年の現代ものの長編で面白いのは、かなり重厚で分厚くて読み応えある「ソロモンの偽証」かな?

ふと思い立って検索したら、ずっと創元の復刊リクエストタグで投稿してもなしのつぶてだった、ヘンリ・セシル「ペテン師まかり通る」があった!!!
これは本当に嬉しい!!!

dl.ndl.go.jp/pid/1669891

サンリオから出ている谷山浩子さんの本といえば、先日「電報配達人がやってくる」を読んだけど、すごく良かった。
ネタバレになるから上手く感想書けないし詳しくも書けないのだけど、お互い惹かれ合っているのに絶対に距離が縮まらないもどかしい恋愛ものを谷山さんが書くと、こんなヘンテコな話になるのだなと。ラストはメビウスの輪のような、振出しに戻るような感じで切なさだけが残る…。

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