『燃え上がる女性記者たち』2021年製作ヒンディー語
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カースト制度において、最下層カーストにも含まれないダリトの女性が中心となって発行している新聞「カバル・ラハリヤ(ニュースの波)」を長期取材したドキュメンタリー映画。
多発するダリト女性への性暴力、電気や道路、トイレすら整備されない家々。身近でありながら衝撃的なニュースの数々を丁寧に、かつプロフェッショナルに取材していく。仕事でも日常でもカーストと性差別の両方に直面する記者たちにとって、取材は大袈裟でなく命がけだ。銃や爆弾がなくても記者にとってそこは戦場なのだ。
女性の外出が制限されているインドの町は圧倒的に男性が多く、各地を飛び回って取材する記者たちはしばしば男性に取り囲まれる。お前に何がわかるのかと言わんばかりの見下した視線を、きっと世界中の女性たちが知っているだろう。その男たちにカメラを向け「見返す」勇敢な姿はスリリングでもあり、頼もしくもある。
ヒンドゥー至上主義が台頭し取材も難しくなる中、それでも記者たちは戦略的に粘り強く"本当のニュース"を伝えようと今日も戦っている。
スマートフォンひとつで社会を変えていくカバル・ラハリヤ。日本にそのようなジャーナリズムが、市民が、どれだけいるだろうか。
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