星来『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~』(バンブーコミックス タタン)は正直、題名や表紙に露悪的などぎつさがあり、私は最初のほうで読むのを中断していたのですが、ふと一気読みして遅まきながら魅力を理解しました。
現代日本を舞台に、人気動画配信者グループとファンの関係を用いて「人間には魔が差す瞬間があり、どんな人でも他人への執着で逸脱する」という物語をやっています。『ガチ恋~』は今のところ本格的なBAD ENDは起こらず、各部で少しひねった、良いことも悪いこともある決着を迎えています。
人間描写がうまく、心理サスペンス/クライムフィクション色があります。ちょっとマーガレット・ミラーを思い出しました。
ミラーがどんな作家かというのは、柿沼瑛子さんによる「初心者のためのマーガレット・ミラー入門」(2011)を読むときっとわかりやすいです。
https://honyakumystery.hatenadiary.org/entry/20110920/1316475126
Les Misé blue、ひたすらいい #syrup16g
ガラスの敗戦処理